2008年11月11日、広東省経済貿易委員会によると、08年1−8月のうち、同省で赤字を計上した企業の数は1万812社となり、前年同期に比べて20．2％増加した。損失総額は同87．3％増の343億元だった。10日付香港・経済通が伝えた。

同期間、一定規模以上の工業企業によるコストの伸びは売上高の伸びを1．1ポイント上回った。工業企業全体の純利益は同3．08％減の1599億8000万元。同省にある38業種のうち、14の業種で純利益が減少した。

同委員会は原油加工、電力の2業種が国際市場での原油、石炭価格の値上がりの影響を受け、利益が大幅に減少したことが、産業全体の利益減退につながったと指摘する。また原材料の価格上昇、製品価格の下落も打撃となり、多くの業種で減益に結びついた。純利益が100億元を超える業種の07年同期と比べた純利益は、化学工業が55％、交通運輸が68．8％、電気機械・機材が44．2％、通信設備・電子設備が35．9％とそれぞれ大幅に減少した。（翻訳・編集/KS）