都市と農村の収入格差、17年間で12倍に拡大―中国

Record China    2008年10月15日(水) 18時51分

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14日、中国社会科学院が発表した最新報告によると、過去17年間で都市部と農村間の収入格差は12倍近くにも達した。写真はトラクターで食料を運ぶ江蘇省淮安市の農民。

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2008年10月14日、中国社会科学院が発表した最新報告によると、過去17年間で都市部と農村間の収入格差は12倍近くにも達した。新華網が伝えた。

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中国社会科学院が発表した「人口と労働に関する緑書(2008)」によると、都市部と農村間の収入格差は拡大を続けている。1978年から2007年までに、都市部住民の実際の可処分所得の平均額は7.5倍増加、農村住民の実収入も7.3倍増加した。だが、90年以降、農民の収入増加幅は都市部住民を大きく下回り、両者の収入格差は年々拡大。07年には年間1万元(約15万円)にまで広がった。

収入格差を縮めるための対策として、同院の人口と労働経済研究所の蔡[日方](ツァイ・ファン)所長は、「一体化した労働市場を構築する必要がある。農民にも平等な就業機会と待遇を与えるべきだ」と述べた。「緑書」でも問題点として、現行の社会保障制度は戸籍による待遇の違いが歴然としている、と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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