<ノーベル平和賞>中国人権活動家の「落選」に欧米は不満―中国紙

Record China    2008年10月14日(火) 19時43分

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13日、今年のノーベル平和賞をフィンランドのマルッティ・アハティサーリ前大統領が受賞したことで、中国の反体制派の受賞を期待していた欧米各国が不満を感じていると中国紙が報じた。写真は西安で足に鎖を掛けられて生活している少年。

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2008年10月13日、中国のニュースサイト中国網(チャイナネット)は、今年のノーベル平和賞をフィンランドのマルッティ・アハティサーリ前大統領が受賞したことで、中国の反体制派の受賞を期待していた欧米各国が不満を感じていると報じた。

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10日に発表されたノーベル平和賞をめぐっては発表前の9月24日、オスロ国際平和研究所のトネソン(Stein Toennesson)所長が「最有力候補」として、中国の人権活動家である胡佳(フー・ジア)氏を挙げていた。胡氏は今年4月、国家政権転覆扇動罪で懲役3年6か月の判決を受け、現在は服役中。トネソン氏は、胡氏を候補に挙げた理由について「人権侵害を続ける中国政府への圧力」と説明していた。

ところが翌25日、中国外交部の劉建超(リウ・ジエンチャオ)報道官が「ノーベル平和賞の初志に背くことだ。中国人民の感情を損なうべきではない」と“けん制”。今回の反体制派の「落選」に関しても、中国政府からの圧力があったとの憶測が流れているが、ノーベル平和賞委員会のOle Danbolt Mjoes委員長は否定している。

米AP通信の10日付けの報道によると、中国の人権問題に反対する欧米諸国は今回の決定に、「北京五輪を成功させた今年は、中国の人権問題を叩くのに絶好の機会だった。大事な機会を逃してしまった」と強い不満を表している。(翻訳・編集/NN)

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