ラニーニャ異常気象、7兆円以上の被害―チベット自治区

Record China    2008年10月7日(火) 12時22分

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6日、世界的な気候変動と「ラニーニャ現象」の影響で、チベットに深刻な異常気象が発生している。異常気象が原因の自然災害による損失額は7兆を上回るという。写真はチベット自治区。

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2008年10月6日、新華網によれば、世界的な気候変動と「ラニーニャ現象」の影響で、チベットに深刻な異常気象が発生している。

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ラニーニャ現象は東太平洋の赤道付近で海水の温度が低下する現象で、海水の温度が上昇するエルニーニョ現象と同じく、世界的な異常気象や気候変動を引き起こす原因になっていると言われている。

チベット自治区民政庁の責任者によれば、2008年は世界的な気候変動とラニーニャ現象の影響でチベット自治区では日照が少なく、雨や雪が多かった。短時間に強雨に見舞われることも多く、雪害や洪水、雹、雷などの自然災害も頻発した。現在までに自治区全体の54県、785村などで被害が出ており、その直接的な損失額は4839億元(約7兆2585億円)に上っている。チベットは気候の変動に敏感な地域で、自然災害が起きやすく、生態環境も比較的弱いとされている。

自治区気象局は、今後も気象災害観測・予報システムの充実を図り意、災害緊急対策の水準を上げるとともに、災害救援部隊の強化を行い、異常気象による損失を食い止める努力をしていくという。(翻訳・編集/岡田)

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