<汚染粉ミルク>大手乳製品メーカー2社の損失1500億円超えか―中国

Record China    2008年9月26日(金) 17時48分

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26日、中国最大手の乳製品メーカー、蒙牛乳業、伊利乳業の2社の乳製品から有害物質メラミンの混入が検出されたことを受け、両社の損害額が1500億円を超える見通しとなった。写真はスーパーで特売される蒙牛の乳製品。「メラミン未検出」の宣伝広告も。

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2008年9月26日、26日付香港・経済通によると、中国最大手の乳製品メーカー、蒙牛乳業、伊利乳業の2社の乳製品から有害物質メラミンの混入が検出されたことを受け、両社の損害額が100億元(約1500億円)を超える見通しとなった。

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19日に市場から回収された両社製品の総額は64億元。影響は今後3、4週間続き、被害額は36億元に達するとみられることから、被害総額は100億元を超えることが予想される。経営環境の悪化も目立つ。22日現在、両社の受注量は従来から8割以上減退し、1日当たりの牛乳の生産量は計3672トンにまで落ち込んだ。これは従来生産量の18.5%にとどまる。

地域を代表するメーカーの苦境を受け、内モンゴル自治区政府は救済の動きに出ている。同政府は両社に係る増値税(消費税に相当)を今後4カ月にわたって免除するほか、銀行融資を支援する提案を近く国務院に提出するとみられる。また同政府自身が1億元の融資を2社に対して行う方針も示している。

内モンゴル自治区では乳業が同地域を支える重要な産業の一つ。同地域の乳製品メーカー4社による売り上げは年423億元。同4社による税収入は約50億元となる。(翻訳・編集/KS)

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