<汚染粉ミルク>中国にもある安心食品、ただし官僚専用!?―中国

Record China    2008年9月27日(土) 8時3分

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2008年9月25日、台湾紙・聯合報は国家機関の職員、定年退職者だけに安全な食料品が提供されているとのうわさが広がり、インターネットユーザーの批判が高まっていると報じた。写真は北京市の病院、汚染粉ミルク被害者の治療が行われている。

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2008年9月25日、台湾紙・聯合報は国家機関の職員、定年退職者だけに安全な食料品が提供されているとのうわさが広がり、インターネットユーザーの批判が高まっていると報じた。

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汚染粉ミルク問題は三鹿集団から蒙牛、伊利、光明のトップ3を含む乳製品業界全体を巻き込む事態へと発展した。世界保健機関(WHO)及び国連児童基金(ユニセフ)は「母乳ほどの安全性が保たれている粉ミルクはない」として、母乳での育児を推奨している。

こうしたなか、インターネット上にある怪情報が広まった。国務院に国家機関食品特別提供センターが設立され、化学肥料、農薬、成長ホルモン、添加剤、防腐剤、遺伝子組み換え作物を一切使わず、汚染もされていない安全な食料を生産し、国家機関の幹部や定年退職者に提供しているというもの。ネットには特別提供食品企業の認定式の写真などが広まっている。

一方、国務院は同センターの存在はなくすべてがデマだと否定している。しかし現時点で唯一メラミン汚染が発見されていない三元牛乳が「国家主催パーティー認定品」であることもあり、中国市民の疑念はそう簡単には消え去らないものとなりそうだ。(翻訳・編集/KT)

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