夢を捨て祖国へ舞い戻る違法移民の中国人―アメリカ

Record China    2008年9月25日(木) 7時16分

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23日、アメリカの景気後退と違法移民への取り締まりが強化されたことで、アメリカンドリームを夢見て海を渡った中国人の多くが夢を捨て、祖国に舞い戻っていると報じられた。写真は旧正月を迎えたニューヨークの中華街。

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2008年9月23日、中国新聞網によると、アメリカの景気後退と違法移民への取り締まりが強化されたことで、アメリカンドリームを夢見て海を渡った中国人の多くが夢を捨て、祖国に舞い戻っていると、アメリカの華人紙「明報」が報じた。

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遼寧省から渡米したある女性もその1人。中国国内の民間企業で働いていたが、経営不振により解雇の憂き目にあい、起死回生を狙って6年前に渡米。しかし英語は話せず、手に職もなかった上、違法滞在のため賃金の安い違法労働に従事するほかなかった。6年の間にネイルアートの学校にも通ったが、試験に落ち卒業できなかった。「40歳になった今、自分には何もない。すべてが無駄だった」と女性は自嘲するように話した。片道800ドルの航空券で祖国に戻り、「これはから陽の下でやり直す」という。

ニューヨークのある旅行代理店によれば、近年、片道の航空券を求める移民が多く、北京五輪の開催を機に祖国に魅力を感じ、帰国する中国人がとくに増えているという。(翻訳・編集/岡田)

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