香港の働く女性支えるフィリピン人メイドは20万人で世界最大!

Record China    2008年9月9日(火) 8時8分

拡大

6日、香港で働くフィリピン人メイドは約20万人といわれており、同国人メイドを雇用している193の国と地域の中で最多だという。写真は休日に郷里に電話をかけるために並ぶ香港のフィリピン人メイド。

(1 / 2 枚)

2008年9月6日、「中国新聞網」は香港の働く女性たちや彼女らの家庭を陰で支えているフィリピン人メイドの実態をレポート。

その他の写真

現在香港で働く外国人メイドは約20万人といわれているが、その大多数がフィリピン人女性。香港では1970年代から家庭を持つ女性たちの就業が盛んになり、これに伴いフィリピン人メイドを雇い入れる家庭が急増。特に香港の上流家庭では英語が話せて高学歴の彼女たちを雇うことが一種のステイタスにもなった。このためフィリピン政府は香港に海外労働者事務所を設立し、香港の労働管理部門と連携してフィリピン人労働者の権利保護に努めている。

2〜3年の雇用契約満了時には、雇用主が帰国のための航空運賃を支払う。日曜と祝日には休みが与えられ、ケガや病気の際には雇用主が治療費を負担する。彼女たちの最低賃金は香港政府により月3580香港ドル(約4万9000円)と定められており、この数字はフィリピン国内で働くサラリーマンよりはるかに高い。

近年ではこのような高待遇を求めてインドネシア人メイドも参入。フィリピン人メイドの数は減少傾向にあるという。そこでフィリピン政府は国内のメイド希望者に広東語を教えるなどのレベルアップ作戦を展開して、これに対抗する姿勢を示している。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携