毎年25万人が自殺、半数はうつ病―中国

Record China    2008年9月6日(土) 7時0分

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4日、中国では毎年約25万人が自殺しており、その半数が鬱病だったことを、世界自殺予防デーに先立ち、北京市衛生局が明らかにした。自殺未遂者は200万人にのぼる。写真は疲れてオフィスで眠る社員。

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2008年9月4日、北京晩報によると、9月10日の世界自殺予防デーに先立ち、中国では毎年約25万人が自殺しており、その半数が鬱病だったと、北京市衛生局が明らかにした。また、自殺未遂者は200万人にのぼる。

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市衛生局の趙春恵(ジャオ・チュンフイ)副局長は、自殺は古代から存在していた社会現象だが、精神的疾病や身体的疾病、人格特性、心理的要素、家族の自殺歴や家庭、個人の置かれた環境などと関連して引き起こされ、人間の精神的健康状態を反映したものだと述べた。医学的な研究によれば、自殺した人のうち約半数は鬱病にかかっているとされ、心臓病などの慢性的な病気を併発していたり、ガンなどの重病に罹っている場合には、自殺の危険性はさらに高まるとされており、とくに容姿が崩れたり、人への依存性が高くなるような病気に罹ると、将来への悲観や絶望から自殺の危険性がいっそう高まるのだという。

趙副局長は「現在、自殺を予防できるような特効薬はないが、適切な対応を施すことで自殺の発生は減少させることができる」と話し、楽しく、寛大で、穏やかな社会環境を実現し、精神的な健康を促進させようと社会全体に呼びかけた。(翻訳・編集/岡田)

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