平昌五輪、犬肉問題はどうなったのか―中国メディア

Record China    2018年2月22日(木) 0時20分

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20日、中国メディアの参考消息が、平昌五輪開催中の韓国では、犬肉問題がどうなったかについて、記者による現地での取材結果を伝えた。写真は犬肉料理。

2018年2月20日、中国メディアの参考消息が、平昌五輪開催中の韓国で取り沙汰された犬肉問題のその後について、記者による現地での取材結果を伝えた。

犬肉食は韓国の伝統的な食文化だが、国際的なスポーツ大会が開催されるたびに海外メディアから批判の対象になってきた。国際的なイメージや欧米の動物愛護者への配慮から、韓国政府も平昌五輪期間中の犬肉の販売を控えるよう呼び掛けていたという。

では、実際のところどうなのか。江陵市で取材を行った記者はまず、アプリを通して現地の犬肉レストランを検索。「補身湯(ポシンタン)」で検索したところ、検索結果はいずれも「補養湯」や「栄養湯」で表示されたという。その中で記者は、江陵市にある犬肉レストランを発見。店名は「兄妹補養湯」となっており、「犬肉」の文字は見られなかったという。

店内に入ってみると、メニューには「補養湯」、「火鍋」、「参鶏湯(サムゲタン)」、「炒飯」などがあったという。店主によると、参鶏湯以外はすべて犬肉を使用して作っているという。韓国政府は犬肉の販売を禁止してはおらず、営業停止も要求していないが、店の外の看板から「犬肉」の文字を外すよう指示されたという。店主は「われわれは合法的に店を営業し、納税している。なぜ営業を停止しなければならないのか」と語ったという。

記者は2件目の犬肉レストランにも取材を行った。この店は「江陵補養湯」という店名の犬肉レストランで、店内のメニューには「補養湯」、「火鍋」、「涼拌」などがあり、「参鶏湯」はなかったという。この店ではすべての料理に犬肉を使用しているとのこと。

2軒目の店主も、犬肉の販売停止のうわさはあったものの、結局は韓国政府から看板を変えるようにとの要請にとどまったとし、「これまでこの犬肉レストランで家族を養ってきたんだ。営業しなかったらどうやって生活しろというのか。看板を変えたことの影響はある。少なからぬ客がもう犬肉は売らなくなったと思っている」と語ったそうだ。(翻訳・編集/山中)

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