お正月映画「芳華」と「奇門遁甲」が封切り 名監督の作品が「対決」

人民網日本語版    2017年12月15日(金) 12時10分

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袁和平監督の「奇門遁甲」と、馮小剛がメガホンを取る「芳華」が、それぞれ14、15日にお正月映画として封切られ、熾烈な競争を繰り広げることになる。

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徐克ツイ・ハーク)がエグゼクティブ・プロデューサー兼脚本を務める、袁和平(ユエン・ウーピン)監督の「奇門遁甲」と、馮小剛(フォン・シャオガン)がメガホンを取る「芳華(Youth)」が、それぞれ14、15日にお正月映画として封切られ、熾烈な競争を繰り広げることになる。新華網が報じた。

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お正月映画というと、馮小剛監督はその「先駆者」で、今回は4年ぶりにお正月映画を製作した。一方の「奇門遁甲」は3Dファンタジー大作で、14日午後6時に封切られる。1982年に袁和平監督がメガホンを握った「ミラクル・ファイター(原題:奇門遁甲)」は、独特の想像力が発揮され、香港スタイルの武侠名作としてヒットした。あれから35年、袁和平監督は再び「奇門遁甲」を製作し、旧知の仲の徐克が脚本兼エグゼクティブ・プロデューサーを務める。同作品では、ミステリアスな組織「霧隠門」のメンバーが世界を救うために魔物と闘う。

文芸団体が舞台の「芳華」は中高年の人々を感動の渦に

「芳華」は小説家・厳歌苓の小説を原作とし、1970-80年代の理想と情熱に満ちた軍隊文芸団体に所属する青春真っ只中の少年らが、成長の過程で、初めての恋とめまぐるしく変化する運命を経験する。

文芸団体で青春時代を過ごした馮小剛監督は、その時の経験を今でもしっかりと記憶しており、同じく文芸団体に所属した経験のある厳歌苓とタッグを組み、同映画を製作した。同作品では、夢のような青春を細かく描いている。そのようなストーリーは、同じような経験を持つ中高年の人の心を打つだろう。馮小剛監督の願い通り、同作品はその年代の人の間で好評を博している。

時代は変わっても、人の感情というものは変わらない。同映画の若手の出演者たちは、70-80年代を経験していないものの、そこで描かれている恋愛は十分に理解できる。俳優の黄軒(ホアン・シュアン)は、「それは美しい思い出で、青春真っ只中の、最も楽しい経験ができる年ごろ」とする。同作品には、馮小剛監督の青春、軍隊にいた時の生活などの思い出が詰まっており、とても感動的だ。「青春時代」について、馮小剛監督は、「どんなに不愉快なことがあり、困難に直面しても、それはとても素晴らしい思い出」と語っている。

ファンタジー武侠映画「奇門遁甲」は若者に笑いを提供

「芳華」が、中高年の人々の涙腺を刺激するとすれば、「奇門遁甲」は若者らを爆笑の渦に包むだろう。

「奇門遁甲」では宇宙から魔物が地球にやって来て、「霧隠門」の弟子らが世界を救う。同作品は好評を博しており、そのミステリアスなストーリーは徐克らしさがあふれている。

今週末から、お正月映画が次々に封切られ、中国国産映画が次々にその競争に参戦する。「芳華」と「奇門遁甲」のほか、成龍(ジャッキー・チェン)の「ブリーディング・スティール(原題:機器之血)」、陳凱歌(チェン・カイコー)監督の「空海--KU-KAI--(中国名:妖猫伝)」、呉君如(サンドラ・ン)の「妖鈴鈴」などが次々に封切られる。テーマや内容はバラエティーに富んでおり、今年のお正月映画は史上最高のクオリティーという期待が高まっている。 (編集KN)

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