<北京五輪・関連>頭の中は「五輪」ばかり、市民に「新・五輪症候群」―中国

Record China    2008年8月22日(金) 0時19分

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20日、五輪の自国開催に興奮する北京市民が、歴代開催時とは違った「新しい五輪症候群」に陥っていると地元紙が報じた。

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2008年8月20日、北京の日刊紙「北京晨報」は、五輪の自国開催に興奮する北京市民が歴代開催時とは違った「新しい五輪症候群」に陥っていると報じた。

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北京朝陽医院の張医師によると、歴代五輪では時差の問題があり、徹夜で応援を繰り返した市民が疲労で倒れるケースが相次いだ。だが、自国開催で昼間に行われる今大会では、1日中興奮した状態でテレビにかじりついている市民が、心臓と目を悪くするケースが多いという。

また、多くの市民は昼間の就業時間とぶつかるため、仕事に身が入らず、イライラしやすくなっている。記事で紹介されたあるオフィスワーカーは、苦労して手に入れたテニスの14日の李娜(リー・ナー)選手戦に、休みが取れず行けなくなる羽目に。だが、雨で夜に延期され行けることになると、「結婚式の時よりも嬉しそうな笑顔」がこぼれたという。ところが夜になって顧客にトラブルが発生。現場に急行しなければならず、結局試合には間に合わなかった。この市民は一晩中、悔しさで眠れなかったという。

易欣心理カウンセリングルームの朱峰(ジュー・フォン)カウンセラーは、「あまり熱くなりすぎないよう、自己コントロールすることが大切。職場の上司も部下に五輪観戦の時間を作ってあげたほうが、モチベーションの向上に役立つと思う」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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