<北京五輪・関連>歴代金メダル獲得数、男子を上回る秘密―中国女子

Record China    2008年8月21日(木) 10時30分

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18日、スポーツ界では一般に五輪の男子種目で金メダルは獲得しにくい。中国ではこうした状況を生かし、女子が男子よりも多くの金を獲得して来た。写真は17日、卓球女子団体で金メダルに輝いた中国チーム。

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2008年8月18日、国際的なスポーツ界の現状を見ると、一般に男子の種目が女子よりも普及・発展しているため、各国に有望な選手が多く、五輪の男子種目で金メダルは獲得しにくい。金獲得という観点から見ると女子種目が狙い目になる。中国ではこうした状況を生かし、女子が男子よりも多くの金を獲得して来たという。「体育画報」が伝えた。

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中国の五輪における金獲得の歴史を見ると、1984年のロサンゼルス大会では男子10個、女子5個で、この段階ではまだ男子が優位だった。88年のソウル大会から逆転が始まり男子2、女子3となった。続くバルセロナ大会は男子4に対し、女子は12で男子の3倍になり優劣がはっきりしてきた。

アトランタ大会は男子7、女子9と男子が盛り返したものの、シドニー大会は11.5対16.5(0.5は混合ダブルス競技)、04年のアテネ大会は12.5対19.5となり、金の通算獲得個数は男子47、女子65で通算比率は42%対58%となった。

一方、今大会で17日までに獲得した金は男子14、女子21で比率は40%対60%と、ほぼ過去のデータどおりの結果になっている。

こうした女子の優位は、選手の努力だけでなく、客観的な要因が影響している。国を挙げて金獲得に邁進する中国では、普及度が低かったり有望選手の少ない種目に力を注いで「金獲得作戦」を進めてきた。女子の優位は政府が比較的選手層の薄い女子の種目に全力を注いできた成果でもあるという。(翻訳・編集/HA)

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