<中華経済>東方航空がシンガポール資本からの出資案を放棄―中国

Record China    2008年8月12日(火) 17時22分

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11日、中国三大航空会社の一つ、中国東方航空股〓(にんべんに分)有限公司が、シンガポール資本からの出資案を放棄した。出資案が東方航空の株主総会で否決されて以来、両者は話し合いを再度進めてきたが、協議内容で合意が得られなかった。写真は東方航空。

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2008年8月11日、11日付香港・経済通によると、中国三大航空会社の一つ、中国東方航空股〓(にんべんに分)有限公司が、シンガポール資本からの出資案を放棄した。出資案が東方航空の株主総会で否決されて以来、両者は話し合いを再度進めてきたが、協議内容で合意が得られなかった。9日に前回合意の有効期限が切れたことを受け、放棄を決めた。

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シンガポール航空とシンガポール政府系投資会社のテマセク・ホールディングスは07年11月、東方航空株24%を9億1800万米ドルで取得することで東方航空と合意したと発表。出資案は、東方航空が新株29億8500万株を発行し、うち11億株を親会社の中国航空集団(中航集団)、12億3500万株をシンガポール航空、残り6億4000万株をテマセク・ホールディングスに割り当てるという内容で、東方航空は約113億4200万香港ドルを調達する計画だった。

しかし、08年1月8日に開かれた東方航空の臨時株主総会では、同出資案が株主の7割以上の反対票を受けて否決された。否決には、外資による出資を嫌気した株主の中国航空集団(中航集団)が、反対票を投じるようその他株主に根回ししたことが背景にあるとされる。

一方、東方航空は外資の資本引き入れを今後も検討する方針を明らかにしており、「海外の大手航空会社を資本に引き入れることで、投資家の利益を保護し、当社の国際競争力を高める」との考えを示した。(翻訳・編集/KS)

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