<中華経済>シノペックの08年上半期、精製部門の損失、原油高で約9500億円超えか―中国

Record China    2008年8月1日(金) 7時11分

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7月31日、中国石油最大手、中国石油化工股〓(にんべんに分)有限公司(シノペック)は原油高のあおりを受け、08年上半期(1−6月)の精製部門で約9500億円を超える損失を計上する見通しとなった。

2008年7月31日、中国石油最大手、中国石油化工股〓(にんべんに分)有限公司(シノペック)は原油高のあおりを受け、08年上半期(1−6月)の精製部門で600億元(約9500億円)を超える損失を計上する見通しとなった。31日付明報が関係筋の話として伝えた。

中国石油化工の関係者によると、コストが製品価格を大きく上回ったため、大幅な損失を計上した。同期間に同社が輸入した原油価格は1バレル当たり110−120米ドル。一方で石油製品の販売価格は1−5月が1バレル当たり70米ドル、6月からは80米ドル/バレルに引き上げられたが、影響は一部にとどまった。

原油高が続く中、石油製品価格はインフレ抑止を目的とした政府の統制化にあるため、コストを価格に転嫁できない状態。また、中国国内の需要増に伴い、石油製品が品薄になっていることを受け、政府から石油製品の増産を求められたことも、赤字に拍車をかけた。上半期は石油精製に係る赤字補てんとして、政府が300億元を超える補助金を支給したとされるが、赤字を相殺するまでには至らなかった。(翻訳・編集/KS)

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