<コラム>走ってきた車がなんと…私がとにかく驚いた中国のある変化

配信日時:2017年11月14日(火) 6時40分
<コラム>走ってきた車がなんと…私がとにかく驚いた中国のある変化
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久しぶりに大連を訪れました。以前と何も変わっていないこと、小康生活を感じさせること、びっくりするようなことなど、さまざま。写真は中国の道路。
2017年11月、久しぶりに大連を訪れました。以前と何も変わっていないこと、「小康生活(まずまずの暮らしぶり。中流階級)」を感じさせること、びっくりするようなことなど、さまざま。癒しの街、大連の今は…。

【ますます増えた】
子犬を散歩する人々の姿がとても多く見かけるようになりました。もちろん以前にも見かけはしましたが、今ほどではありません。それもシーズーやプードルのような可愛い子犬ばかり。散歩している多くは中年から高齢の人達です。子供たちが独立し、苦労して買ったマンションでの夫婦二人暮らし。そんな日々にペットの子犬を可愛がる小康生活が見て取れます。

まあ、それは結構なことですが、子犬の散歩をしている人のほとんどが手ぶら、そしてリードが使われていません。買えば高い子犬を放し飼いで散歩させ、「お金持ち」のステータスをアピールしたいのかもしれませんが、犬が苦手な人もいるはず。バッグも何も持っていないので、犬が用を足した後はほったらかし…。やはりここにもマナーの問題があるようですね。

それに野良化が心配です。ペットは家族の一員であって「物」でも「おもちゃ」でもないことを認識し、飼い主として責任を持つことを是非忘れないようにと願うばかりです。そんなことを思いつつ私は、可愛い子犬を見つめていました。

【相変わらずの…】
街中を歩くと、歩道は車の駐車場化していて、人は車道の端っこを歩かざるを得ません。そんな状態は数年前とちっとも変っていないようです。中には歩道上に駐車用の線を堂々と書いているケースも。

ほんの10年前は、車はそう多くはなく、まだまだ貴重な乗り物でした。会社でも社有車が事故を起こすと、運転していた社員の怪我の心配よりも、「車は大丈夫か?」と先に尋ねるような時代。それが今では、道路に車が溢れています。特に朝夕のラッシュ時には渋滞が常態化し、地下鉄通勤に切り替える人は少なくないようです。

車が増えすぎたと人は言いますが、果たしてそうでしょうか?道路や時間帯によっては、1台の車に複数人が乗っていないと走れない、という規制がされた道路もあるそうです。
他の都市でも偶数日と奇数日で走れる車を制限したりするような、対症療法的な施策しか打てていないように思います。

街を歩いても、駐車場が以前より増えたような印象はまったくありません。でも、いつかは駐車場ビジネスが繁盛するときが来るのかな…。

【これは革命だぁ…】
信号機のない横断歩道。1歩2歩進むと、走ってきた車がなんと止まったではありませんか!この地でそんなことがあるのか?滞在していた4日間に何回かあったのです。中には、お先にどうぞと合図をしてくれる運転手さんも。

これは画期的です。以前よりテレビでは「交通ルールを守りましょう」と公共広告が流され、法律上でも歩行者優先がうたわれていました。しかし、少なくとも数年前までは、横断歩道は車が来ないときに渡る場所。横断する人を見かけて止まる車は皆無でした。自家用車やタクシーは無論、路線バス、警察車両ですら止まってはくれませんでした。

ある時、わが社の社員に、横断歩道では歩行者優先なのだから、止まるように、と言ったところ、彼は「そんなところで止まったら後続車両に追突される」と。

そんな時代と比べたら、感動ものです。海外旅行を経験したことやそれを聞いた人が徐々に増えていることがそうさせているのか、あるいは生活に余裕が出てきたのか、測りかねますが横断する歩行者に譲る運転手さんが出現したことに、とにかく私は驚きました!

【熱い思いは永遠】
滞在中に、12年余り共に仕事をした仲間達と楽しいひと時を持つことができました。中国の膨大なマーケットという戦場で共に戦った、いわば戦友。彼らの歓待は、お互いが持つ熱い心と当時の苦しくも楽しかった思いを呼び起こしてくれました。同じ思いを共有する友人と久しぶりに会うことができて、こんなうれしいことはありません。彼らとは生涯の友であるという思いは今もこの先も微塵も変わりません。

■筆者プロフィール:曽賀善雄
1949年和歌山県生まれ。1971年大手セキュリティサービス会社に入社。1998年6月、中国・上海のグループ現地法人の総経理(社長)として勤務。2000年4月から13年近くにわたり中国・大連の現法で総経理(社長)として勤務。2013年1月に帰国、本社勤務を経て2014年7月リタイア。
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