人民網日本語版 2017年11月10日(金) 21時30分
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中国の習近平国家主席の招きを受け、米国のトランプ大統領は8日から10日まで中国を公式訪問した。トランプ大統領はその就任から今回が初の訪中となり、米国大統領として訪中した8人目の大統領となる。
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ここではこれまで訪中した歴代の米国大統領7人が、それぞれ中国のどんな場所を訪れ、どんな成果を上げたのかまとめてみた。
1.ニクソン大統領:中国を訪問した初めての大統領
訪問時期:1972年2月21日〜28日
訪問した都市:北京、杭州、上海
訪問中のエピソード:ニクソン大統領の訪中は、「世界を変えた1週間」と呼ばれた。中米両国は上海で「中米共同コミュニケ」を発表し、これをきっかけに両国関係は正常化へと歩みを進み始めた。
2.フォード大統領:関係正常化への歩みを進め始めてから初めて訪中した大統領
訪問時期:1975年12月1日〜5日
訪問した都市:北京
訪問中のエピソード:フォード大統領は中米関係が正常化への歩みを進め始めてから初めて訪中した米国大統領。毛沢東氏とトウ小平氏とそれぞれ会見と会談を行った。双方は1972年の「中米共同コミュニケ」を遵守することを確認した。
3.レーガン大統領:中米国交樹立後、初めて在任中に訪中した大統領
訪問時期:1984年4月26日〜5月1日(6日間。大統領就任4年目)
訪問した都市:北京、西安、上海
訪問中のエピソード:訪中期間中、レーガン大統領は中央軍事委員会のトウ小平主席(当時)と会談。双方は北京で二重課税を防ぐための租税協定など、4つの協定と議定書に調印し、原子力平和利用協力協定に仮調印した。
4.ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ大統領:就任から最も早い時期に訪中した大統領
訪問時期:1989年2月25日〜26日
訪問中のエピソード:ブッシュ大統領は、釣魚台でトウ小平氏と李鵬総理(当時)と会談し、中米関係をめぐって率直な意見交換を行った。
5.クリントン大統領:訪問した都市が最も多い大統領
訪問時期:1998年6月25日〜7月3日(9日間。大統領就任6年目)
訪問した都市:西安、北京、上海、桂林、香港特別行政区
訪問中のエピソード:北京滞在期間中、中米双方は「南アジア問題」、「生物兵器禁止条約」、「対人地雷」などをめぐる3つの共同声明を発表した。
6.ジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領:在任中最も多く訪中した大統領
訪問時期:2001年 、2002年、2005年、2008年(在任中の訪中回数は4回)
訪問した都市:上海、北京
訪問中のエピソード:
2001年10月18日〜20日、ブッシュ大統領は上海でAPEC首脳会議に参加した。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件後、初の外訪となった。
2002年2月21日〜22日、ブッシュ大統領は中国を2日間にわたり訪問。江沢民総書記(当時)が、両国関係の積極的な動向を維持、発展させ、建設的な協力関係を充実させるために、4つの提案をし、ブッシュ大統領は同意した。
2005年11月19日〜21日、ブッシュ大統領は中国を公式訪問し、両国の指導者が中米関係や共通の関心事である世界と地域の問題をめぐって深い意見の交換を行った。
2008年8月、ブッシュ大統領は家族と共に北京を訪問し、北京五輪を観戦した。
7.オバマ大統領:中国の指導者と最も多彩なスタイルで会談した大統領
訪問時期:2009年、2014年、2016年
訪問した都市:北京、上海、杭州
訪問中のエピソード:中米両国の指導者は北京で、中米関係と重大な世界・地域の問題をめぐって深い意見の交換を行い、「中米共同声明」を発表した。また、オバマ大統領は上海で、中国の青年と交流したり、故宮や万里の長城を観光し、世界が注目するニュースとなった。
(編集KN)
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