2008年7月7日、新華社は山東省青島市の五輪セーリング会場を覆う緑藻が大幅に減少したと伝えた。漁民、ボランティア、果てには海軍まで動員しての人海戦術が効を奏した。

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5月末、青島市沿海部には緑藻が大量に発生、絨毯でも敷かれたかのように五輪セーリング用海域が緑に染まった。膨大な量の緑藻に競技開催は不可能との悲観論もささやかれていたが、人海戦術を展開、練習のため現地入りした海外選手も「水質はいい」とコメントする状態にまで回復した。現在は周辺に長さ3万2000メートルものオイルフェンスを設置し、周辺海域からの緑藻の流入を防いでいる。

あれほどの緑藻が今ではちらほらと見える程度。藻の引き揚げ量に応じて報酬が得られるとあって休漁期の漁民は争うように船を出している。浜辺近くではボランティアの住民が海に入り、かき集めるようにして藻を回収していた。（翻訳・編集/KT）