2008年6月17日、新華網の報道によると、16日、国家広播電影電視総局（テレビ、映画などの管理部門）は北京で「2008年中国広播電影電視発展報告（放送と映画・テレビに関する報告書）」を発表した。

【その他の写真】

報告書によると、昨年中国で作られた映画は402本で、06年に比べ21．8％増。中国国内における映画チケットの売り上げは33億2700万元（約499億円）、5年連続で20％以上の伸びを記録している。これに中国映画の国外での売り上げ、及び国内の映画チャンネルでの売り上げも加えると、映画の総売り上げは67億2600億元（約1009億円）と06年比17．4％増の過去最高となった。さらに映画「集結号」が国内の映画では初めて、銀行2行から1億元（約15億円）の無担保融資を受けたことにも触れている。

次に、同書はテレビ・ラジオ・映画産業に関し、07年の総売り上げが1383億6600万元（約2兆755億円）、前年比19．7％と報告。その内テレビ・ラジオ産業の売り上げが1129億4100万元（約1兆6941億円）、前年比17．7％の伸び。07年、中国全土で制作されたテレビドラマは合わせて529作品、これは前年比5．8％と増加の傾向にあり、作品の質も上がって来ているという。

また、国家広播電影電視総局は近年人気の視聴者参加型オーディション番組などに対する管理を強化、これらの番組は既に下火になったという。それと同時に「関注農民工」など、社会公益活動への関心を呼ぶ番組が出現、07年のテレビメディアの関心を集めたという。（翻訳・編集/YY）