2008年6月16日、広州税関によると、08年1−5月に広東省の港を経由して輸入されたディーゼル油は152万1000トンと前年同期の28倍に達した。輸入価格は1トン当たり51．8米ドルで、前年同期を75．4％上回った。輸入先は台湾、日本、ロシア、韓国、インドが主だった。16日付中国証券報が伝えた。

国際的な原油高のあおりで国内の製油所が経営難に陥り、ディーゼル油の国内供給がひっ迫するなか、中国政府が輸入コストを削減する輸入奨励策を打ち出したことが輸入急増につながった。四川大地震の震災復興活動で重機、トラック用のディーゼル油需要が拡大したことも影響した。（翻訳・編集/HI）