中国から韓国への報復措置、「苦しめられているのはむしろ中国人だ」―米メディア

Record China    2018年4月27日(金) 8時50分

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26日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)は、在韓米軍への高高度防衛ミサイル(THAAD)システム配備を受けた中国から韓国への報復措置について「苦しめられているのは、むしろ中国人だ」とする記事を掲載した。写真はソウルの南大門市場。

2018年4月26日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)は、在韓米軍への高高度防衛ミサイル(THAAD)システム配備を受けた中国から韓国への報復措置について「苦しめられているのはむしろ中国人だ」とする記事を掲載した。

記事によると、韓国の食品企業・大華食品の貿易担当責任者・李氏は、中国経済の成長が韓国経済の底上げに寄与してきたことに触れ「韓国人からみれば中国は強国だ。中国経済が良くなるほど韓国人も潤う。それは変わりはない」と強調した。しかし、報復措置の後は「客は減り消費は伸びない。飲食店も大量に閉店に追い込まれた。影響は非常に大きい」と訴える。

ソウル華僑協会会長で旅行会社を経営する譚紹栄(タン・ジャオロン)氏は、THAAD配備以降、中国政府が韓国への旅行に制限をかけたため、在韓華人のビジネスが打撃を受けていると指摘。「THAADのせいで貿易関係は大きなダメージを受けた。輸出しようにもできないことが多すぎる」と嘆いたという。

李氏の祖父は、文化大革命の迫害を逃れ、中国から韓国に逃れてきた。李氏は「中国は韓国経済に圧力をかけていると思っているが、傷を負っているのは華人だ。韓国にいる華人は苦労しているが、無力で手の打ちようがない」と訴えているという。(翻訳・編集/大宮)

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