接近する日本とインド、その狙いは?―中国紙

Record China    2017年9月14日(木) 6時50分

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13日、山西晩報は、日本とインドが各分野の協力をより緊密化させる狙いについて、中国国内の専門家の見方を伝えた。資料写真。

2017年9月13日、山西晩報は、日本とインドが各分野の協力をより緊密化させる狙いについて、中国国内の専門家の見方を伝えた。

安倍晋三首相は13日にインドを訪問し、高速鉄道プロジェクトの起工式に出席する。日印両国の高官は近年相互訪問を頻繁に行っており、政治、経済、防衛分野の協力が絶えず高まっている。

記事によると、中国国際問題研究員の南アジア問題専門家・李青燕(リー・チンイエン)氏は「日本は、インドとの協力によって南アジアやインド洋地域の影響力を高めたいと考えている。インドは、日本の資金で自らの経済力不足を補填(ほてん)したいとともに、米トランプ政権によって受けるであろうダメージを軽減したいと考えている。もちろん、両者が互いに地域のパワーがランスを保つための盟友であると認識しているという大きな要素もある」と分析しているという。

記事はまた、「防衛分野の協力は最も注目に値する」とし、数日前にアルン・ジャイトリー国防相が訪日し、小野寺五典防衛相と軍事演習の強化、軍備や軍事技術の交流を進めていくことで合意したことに触れ、「特に共同声明では両国が対潜分野の軍事協力を強めるとともに、来年行われる日米印海上合同演習に対潜演習を盛り込むことに言及した。演習では日本のP−1哨戒機も姿を現すと予測されている」などと伝えた。

雲南財経大学特任研究員で軍事アナリストの●豊順(タイ・フォンシュン、●は台におおざと)氏は「空からのアプローチは有効な対潜手段であり、各海上大国が重視してきた。総合性能から言えば日本のP−1哨戒機がリードしているが、開発速度と同時にコストも高まってしまった。そのため、日本はさまざまな展示の機会を通じて、この哨戒機の売り込みをかける可能性が高い」と予想しているという。(翻訳・編集/川尻

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