<中国人観光客が見た日本>博物館で実感した日本と中国の切っても切れないつながり

配信日時:2017年8月23日(水) 7時50分
博物館で実感した日本と中国の切っても切れないつながり
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日本を訪れた中国人観光客がその時の思い出を自身のブログにつづっている。写真は江戸東京博物館。
日本を訪れた中国人観光客がその時の思い出を自身のブログにつづっている。以下はその概要。

<野心は衰えず>
福岡から京都、そして東京へ行ったが、それぞれに徳川家康にまつわる故事がある。その時代の歴史についてはあまり詳しくないが、豊臣秀吉が自ら書き入れた扇子を初めて見てすぐ、好感を持った。そして徳川家康はあまり好ましくないと感じた。二条城や江戸東京博物館の徳川家康も、ぜいたくな暮らしぶりだった。唯我独尊的な野心を持ち、江戸時代をもたらした。

少ない知識しか持ち合わせていないが、鎖国により閉鎖的だった江戸時代は、中国の清王朝と同じく腐敗し、衰退に向かった。別の角度から見れば、江戸時代は日本の歴史上数少ない平和な時代でもあった。人口は急増し、人々の生活も小さな家庭から大きな社会に向かっていった。

江戸東京博物館では67歳の女性ボランティアガイドさんが江戸時代について説明してくれた。男女比のバランスが悪くなり、独身男性が多かったそうだ。ある独身の木工職人は、昼間は仕事をし、食事は近所のそば屋で食べていた。夜は仕事が終わると仲間と屋台で酒を飲み、世間話に花を咲かせていた。豊臣秀吉にとって徳川家康は災難のような存在だったろうが、立場が変わればそうとも言えないだろう。

<劇は人生の如し>
フランス人女性に連れられ、能も観劇した。能は日本の伝統芸能だ。演じている内容はよく分からなかったが、そのしぐさはとても素晴らしく、多少は感じ取ることができた。

江戸東京博物館には、美しい衣装をまとった彫像があった。伝統的な日本の演劇では、演じるのは男性だけで、代々受け継がれるのだと、ガイドさんが教えてくれた。なまめかしいまなざしの彫像を見ていると、京劇の「貴妃醉酒」で梅蘭芳(メイ・ランファン)が演じ、歌っているような気がした。

<一衣帯水>
中国と日本は一衣帯水の近しい関係にある。徐福や鑑真が海を渡って行った。縄文時代の日本も、飛鳥時代の日本も、鎌倉時代の日本もそうだった。日本の和服は左衽(さじん)だが、中国の漢服は右衽(うじん)だ。和服はどんどん袖が細くなっていき、装飾がきらびやかになっていった。漢服は短い上着と裳の襦裙(じゅくん)から上着のゆったりしたものになり、袖は細く、生地に趣向が凝らされるようになっていった。

日本の書は唐代の懐素の草書によく似ている。展示されているある僧侶の書いた「壬戌之秋」の書を読んだ。宋代や元代の山水画や浮世絵のような日本の絵画も見た。中国と日本は切っても切れない文化的なつながりがあるのを実感した。

最後に、国立博物館のワークショップで扇に絵付けをした。「心」の1文字を書いた。旅は終わりを告げ、静かに日本を後にした。(翻訳・編集/岡田)
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  • 東京原***** | (2017/08/24 22:19)

    間違いないのは 平安時代までの日本は隋・唐の律令制をを模範とした。 公家社会も中国の生活を真似した。 文化も中国文化を模倣した。 ただし 鎌倉幕府が成立した時点で日本は封建社会に変わった。 封建社会=地方分権 を経験した国家は 欧州列国以外に日本しか無い。 この時点から 日本は欧州列国と同様な社会を形成し、同様な進化を見せた。 文化も渡来のものを独自に昇華した。 明治になっていきなり欧州列強に伍したのではない。 下地があったのさ。 カビの生えた中央集権国家を清末まで続けた中国と同じにしないでくれ。 今、また 習近平の中央集権に逆戻り、 中国人に己の考えというものがない。 「政策あれば対策あり」これの繰り返ししかできない。 悔しかったら 天安門事件をもう一度やってみろ。
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  • アメポ***** | (2017/08/23 16:13)

    近隣の国はどうしたって影響を及ぼし合うものだ。遠交近攻という言葉もあるし、近しければ近しいほど、同属嫌悪という感情も芽生える。そして相手が優れていると感じたら、羨望も向けるし嫉妬もする。 宋代くらいまでは、中国王朝と日本とは、比較的穏やかな関係ではなかったか。 元になって元寇の尖兵となった南宋の人々も、日本と戦いたくて戦った人はどれほど居たものか。 明となり、金国が勃興し、清に至って近代が近づくと、大国である事に胡座をかいた清と、近代化を果たした日本とで、衝突が多くなっていく。 栄枯盛衰はこの世の理。清は滅び、日本もやがて米国に大敗し、ソ連も崩壊した。人類の歴史は戦乱の歴史だと言う人もいるが、望めば近隣諸国との融和だって不可能ではないはずだ。 「産めよ増やせよ」とユダヤ・キリスト・イスラムの神は言ったそうだが。せっかく70億まで増えたのだ。協力して地球の外を目指すのもいいかも知れない。
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