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<コラム>日中で起きた同じハプニングに真逆の反応、中国のおばちゃんは「最強」

配信日時:2017年7月31日(月) 22時30分
日中で起きた同じハプニングに真逆の反応、中国のおばちゃんは最強
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中国には「中国の大きいお母さん:中国大[女馬](ジョングオダーマー)」という言葉がある。日本語に訳すなら「中国のオバちゃん」といったところか。何を隠そうこのジョングオダーマーは中国最強なのである。写真は公園で踊る中国のおばちゃん。
中国には「中国の大きいお母さん:中国大[女馬](ジョングオダーマー)」という言葉がある。日本語に訳すなら「中国のオバちゃん」といったところか。何を隠そうこの「ジョングオダーマー」は中国最強なのである。

中年の女性を指して使うこの言葉。ジョングオダーマーには色んなタイプがいるが、ステレオタイプは「おしゃべりで、この上なく強い」というものである。こんな逸話がある。ジョングオダーマーは踊りが好きで、よく団地の中庭や公園で大音量の音楽をかけて踊っている。もちろん住民から苦情が発生した。「うるせー!」「静かにしてー!」とみんな直接苦情を言った。ひどい人は水を掛けたりしたそうだ。しかしそんなことで負けるジョングオダーマーではない。苦情を受けてどうしたかと言うと、さらに大音量で音楽をかけて、さらに激しく踊ったという。そう、誰も彼女たちには勝てないのだ。

先日、日本のテレビでこんなニュースを見た。とある県で早朝にラジオ体操をしたところ、その音がうるさいと住民が役所に電話をしたらしい。役所から連絡を受けたラジオ体操をしていた住民は、しゃべる時も小声で、ラジオ体操の音楽をもはや聞こえないくらい小さくして続けたそうだ。とても素晴らしいモラルだと絶賛の声が聞こえてきそうだが、まあ日本らしいと言えば日本らしい。日本と中国では同じことが起こっても随分と様子が違うのだ。

こんなエピソードもある。ジョングオダーマーが車のパーキングエリアで音楽をかけて踊っていたそうで、駐車場を占拠された利用者が車の出し入れができずにジョングオダーマーと激しく衝突したというのだ。なぜ私が知っているかと言うと、中国人の友人が「ニュースになってたよ」と教えてくれてくれたのだ。

とにかく強いジョングオダーマー。ちなみに中国人夫の母は「自由系ジョングオダーマー」である。夫が小さい頃から麻雀に出かけて帰ってこないこともあったらしい。そんな時は父がご飯を作ったり(いつも父と母は2人で料理をしていたので特に問題はないらしい)、小さかった夫が近所の人の家に三輪車で突撃してお菓子などをもらっていた。日本だったら最低の母親だと非難を浴びそうだが、夫も夫の父も近所の人までも「お母さんは自由で可愛いね」とのんきなものなのだ。

色んな意味で最強。中国人がこのジョングオダーマーについて語る時、彼らはその無敵ぶりに苦笑しながらも、親しみを込めて彼女たちを「ジョングオダーマー」(中国の大きなお母さん)と呼ぶ。ジョングオダーマーも踊ったり怒ったりけんかしながら、怒涛のような中国社会で力強く生きているのである。

■筆者プロフィール:むらさわりこ
1989年日本生まれ。22歳の時に2歳年上の福建省出身の中国人男性と結婚。英語を独学で習得後、英会話講師として働く傍ら中国のテレビなどを通し中国語も独学で習得。趣味は語学と読書。図書館があまりに好きで毎週通っている。結婚前はベトナム、ニュージーランド、モンゴル、カナダ、ラオス、フランスなど様々な国を一人で渡り歩く。自分のやりたい事や面白い事に国境や言葉の壁は関係ないと考えている。
※掲載している内容はコラムニスト個人の見解であり、弊社の立場や意見を代表するものではありません。
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  • 東京原***** | (2017/08/01 09:47)

    大阪のオバチャンも 強いで~! けど 中国オバほど 非常識とちゃうな。 中国オバは 何故か殆どがオレンジ(ユニクロのカラーTシャツ:オレンジ)の服 着てさ。 目はチカチカ スピーカーは大音量 広場だろうが道路だろうがおかまいなし、 迷惑という言葉を知らない。 下がこれだから上も 東シナ海、南シナ海で迷惑かけても気にしない。 いや 上がこれだから下もこれだな。
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