文大統領も意思疎通が苦手?ドイツでの的外れな回答が物議=「大げさだ」「また大統領選びを間違えた?」―韓国ネット

Record China    2017年7月13日(木) 17時40分

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13日、韓国メディアによると、韓国の文在寅大統領が6日(現地時間)、ドイツのケルバー財団で行ったスピーチの質疑応答で的外れな回答をしていたことが分かり、物議を醸している。資料写真。

2017年7月13日、韓国・朝鮮日報によると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が6日(現地時間)、ドイツのケルバー財団で行ったスピーチの質疑応答で的外れな回答をしていたことが分かり、物議を醸している。

文大統領はケルバー財団でのスピーチで北朝鮮への対策に関する「ベルリン構想」を表明した後、質疑応答を行った。その際、司会者は「米国と韓国の関係についてどう見ているか」と尋ねた。司会者は文大統領が過去に「米国にノーと言えなければならない」と発言したことなど、その質問の背景にも言及し、質問時間は全体で1分ほどだったという。その後、現地の通訳者が韓国語に訳すのに1分ほどかかった。

これに対し、文大統領は「はい。私は今朝、(中国の)習近平(シー・ジンピン)国家主席と個別に会談した。高高度防衛ミサイル(THAAD)をめぐる意見の食い違いは解決できなかったものの、その他の問題について意見の相違はなかった」などと3分以上にわたり中韓関係に言及した。その後、通訳者がドイツ語に訳している間に聴衆席にいた金東ヨン(キム・ドンヨン)経済副首相が壇上に上がり、「回答が質問の趣旨に合っていない」と伝えると、ようやく文大統領は「米国との首脳会談の時、私たちははっきりと韓国の見解を伝えた」などと米韓関係の回答をしたという。

この文大統領の的外れな回答の様子が映った動画はソーシャル・メディアなどを通じて広まり、ネット上では大統領の意思疎通能力を問題視する声が上がるなど批判が相次いだ。

これを受け、大統領府関係者は12日、「さまざまな質問を受けている中で前の質問を忘れてしまったり、通訳に集中すると質問と異なる趣旨の回答をしてしまうことがある」とし、「文大統領だけの問題ではないのに、大問題であるかのように騒ぐのは理解できない」と反論した。別の大統領府関係者も「大統領は当時、韓中首脳会談の問題に集中し過ぎていたようだ」と説明した。

友人女性による国政介入事件がきっかけで弾劾された韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領は任期中、「意思疎通ができない」ことが最大の欠点として指摘されていた。そのため、この記事への韓国ネットユーザーの関心は非常に高く、8000件を超えるコメントが寄せられている。

コメントには「大した問題じゃない。韓国メディアが大げさに報じているだけ」「通訳が誤訳したのでは?」「そういうこともある。大きなミスではない」「韓国のメディアは大統領を批判することが仕事なの?」「朴槿恵の質疑応答と比べてみて。文大統領の素晴らしさが分かる」など文大統領を擁護する声が寄せられている。

一方で「恥ずかしい」「大統領として失格」「さすがにこれは心配になる」「文大統領も他人の話を聞かない。いつも上の空」「この前は国の名前を書き間違えていたよね?」「あの悪夢が再び?いっそ北朝鮮に厳しい朴槿恵の方がよかった」「また大統領選びを間違えた」「韓国はなぜ似たような人ばかり大統領に選んでしまうのか。情けない」など不安の声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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