未完の大作!ジャ・ジャンクーの「24都市」がカンヌ映画祭にノミネート―中国

Record China    2008年4月26日(土) 20時5分

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4月23日、今年のカンヌ映画祭の主要部門にジャ・ジャンクー監督の最新作「24都市」がノミネートされたことが分かった。作品は未完だが、監督は映画祭開催までには仕上げると意気込みを語った。写真はジャ・ジャンクー監督。

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2008年4月23日、第61回カンヌ国際映画祭(5月14―25日)のノミネート作品が発表され、ジャ・ジャンクー(賈樟柯)の最新作「24都市」(原題「24城」)が中国語作品として未完のまま唯一主要部門にノミネートされたことが分かった。24日、新聞晨報が伝えた。

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今回のノミネート発表は、中国語作品に優秀なものが多いことから、予定より1週間ほど遅れたという。「まだ撮影中で、ノミネートはネットで知ったばかり。ちょっと意外だね」というジャンクー監督だが、「作品は質を落とさず、映画祭開催までには完成させる」と意気込み語った。

「24都市」は中国国営工場の3代にわたる“ミス・ファクトリー”を中心に、彼女たちの生き方や感情の変化を通じて、中国の都市化やその発展、生活環境の変化が人々に与えた影響と現実を描いた作品。

カンヌ映画祭で中国映画は、チェン・カイコー(陳凱歌)監督の「さらば、わが愛/覇王別姫」(1993年製作)以来、最高賞のパルムドールの受賞を逃している。ジャ監督は同賞受賞の可能性については慎重だが、「24都市」の3人の主演女優であるリュイ・リーピン(呂麗萍)、ジョアン・チェン(陳沖)、チャオ・タオ(趙涛)の受賞には期待していると話す。

このほか、主要部門以外ではリウ・フェンドウ(劉奮闘)監督の新作「一半是海水、一半是火焔(半分は海水、もう半分は火炎)」などがノミネート。台湾の巨匠ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督は、今年は世界映画基金から審査委員主席として招かれており、また欧州向けに再編集したウォン・カーウァイ(王家衛)監督の「楽園の瑕:東邪西毒」(原題「東邪西毒」)もカンヌで初上映される。(翻訳・編集/汪葉月)

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