これなら納得!日本のスイカが異常に高いのにはこんな理由があった―香港メディア

Record China    2017年6月25日(日) 18時10分

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23日、香港メディアの鳳凰網が、日本ではスイカの値段が高い理由について分析する記事を掲載した。写真はスイカ。

2017年 6月23日、香港メディアの鳳凰網が、日本ではスイカの値段が高い理由について分析する記事を掲載した。

中国のネット上では、日本のスイカが中国と比べて非常に高いと話題になっているが、記事ではその理由について、スイカの種の約8割を生産している奈良県と関係があるとして紹介した。

記事が紹介したのは奈良県田原本町にある荻原農場だ。100年の歴史を持つスイカの種苗農場で、明治末期に現社長の祖父が、病の床に伏せっていた時に見舞い品としてもらった西洋スイカの甘さに感動し、自身でスイカを栽培しようと決心したことが始まりだという。

記事では、この荻原農場の様子を紹介。スイカを切って中に空洞がないかを検査したり、糖度を測ったりしている様子を写真で伝えた。新品種を育てるのは容易なことではなく、品種の異なるスイカを交配させ、何代も繰り返し、その後に外やプランター、暖房による加熱、土質や化学肥料など異なる環境で何度も栽培して淘汰していくのだという。通常、1つの新たな品種を作るのに7000から8000個のスイカが必要だと伝えた。

日本の市場調査によれば、甘くてある程度硬くシャリシャリ感のあるスイカが人気だという。奈良県のスイカの生産地では、11〜14度という高い糖度、空洞化が少ないこと、皮目まで甘いこと、皮はやや硬めであることが求められている。

記事は、100年にわたって研究栽培しており、市場調査の結果を重視して絶えず品種改良を行っていて、味や食感にこだわる日本のスイカは、値段が高くても当然だと結んだ。(翻訳・編集/山中)

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