韓国初の女性外相、就任早々に外交手腕試される、日米中ロとの難題山積―中国メディア

Record China    2017年6月19日(月) 21時40分

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韓国で誕生した初の女性外相は北朝鮮問題や対日、対米、対中問題などさまざまな外交上の難題を抱えての船出になる。

2017年6月19日、環球網は韓国で誕生した初の女性外相が北朝鮮問題や対日、対米、対中問題などさまざまな外交上の難題を抱えての船出になると伝えた。

韓国・聯合ニュースによると、18日に正式に就任した康京和(カン・ギョンファ)外相にとって、今月末に行われる米韓首脳会談が最初の試練になる。会談では高高度防衛ミサイル(THAAD)問題、米韓FTA、在韓米軍の駐留費分担問題などの未解決問題によって不協和音が生じる可能性があり、事前の外交協議がとりわけ重要だ。康外相は人事聴聞会において、外相就任後ただちに訪米し米国と会談について協議を行うと語っている。

また、文在寅(ムン・ジェイン)政権は北朝鮮問題について制裁と同時に対話の雰囲気作りも望んでいるが、それには康外相が日米中ロの利益が絡み合った外交上の方程式を解かなければならない。長年国連でキャリアを積んできた康外相は多国間外交の専門官である一方、北朝鮮問題について顕著な成果はなく、同外相率いる韓国外交部が政府の北朝鮮問題に関してどれだけの発言権を行使できるかどうかは未知数だ。

さらに、国連機関で人権や人道主義のエキスパートとして活躍してきた康外相がいかにして慰安婦問題を解決するかにも注目が集まっている。人事聴聞会で前政権が日本と結んだ慰安婦合意に強い批判的姿勢を見せたものの、日本政府は慰安婦合意の再協議を拒否しており、日韓関係修復の難易度は決して低くない。

康外相はまた、2003年以降初めてとなる外交官試験未経験の外相であり、外交部の改革、外交業務の革新といった点も大きな焦点になっている。(翻訳・編集/川尻

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