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低迷する韓国の自動車産業、米中両国でも販売不振続く、今年は生産台数の世界6位から後退か

配信日時:2017年6月11日(日) 11時0分
低迷する韓国の自動車産業、米中両国でも販売不振続く
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韓国の自動車産業が低迷。現代自動車など5社の5月の世界販売台数は前年同月比13%近く減少し、中国や米国でも販売不振が続いている。このままでは生産台数で世界6位の座から転落する恐れもある。韓国の自動車販売店。
2017年6月10日、韓国の自動車産業が低迷している。現代自動車など完成車メーカー5社の5月の世界販売台数は前年同月比13%近く減少。世界1、2位の自動車市場の中国や米国でも販売不振が続いている。このままでは生産台数で世界6位の座から転落する恐れもあり、事態は深刻だ。

聯合ニュースによると、1日に発表された現代自動車、起亜自動車、韓国GM、ルノーサムスン自動車、双竜自動車の韓国完成車メーカー5社による5月の世界販売台数は計66万3048台。前年同月比12.9%減少した。

メーカー別にみると、現代と同社の子会社・起亜はともに販売台数が急減。現代の世界販売台数は36万7969台で同14.2%減少した。国内販売は同0.4%減の6万607台だったが、海外販売は30万7362台にとどまり、同16.5%の大幅減となった。起亜は21万9128台で同9.8%減少した。国内販売(8.6%減)と海外販売(10.1%減)がいずれも振るわなかった。

現代、起亜の不振は、中国市場の販売台数減が大きく響いた。両社の中国での4月の販売台数は5万1059台で同65.1%も減少した。5月の販売台数はまだ集計されていないが、低迷が続いているとみられる。在韓米軍への高高度迎撃ミサイル(THAAD)配備に反発している中国では、消費者が韓国製品の購入を避けている。

米国市場でも販売が減少。中央日報によると、5月の米国市場で現代・起亜車は11万8518台を販売したが、これは前年同期より11.5%減少した数値だった。現代・起亜車の合算シェアも前年同期より0.9%ポイント下落し、7.8%になった。

現代・起亜車は今年に入り、毎月販売量が減少傾向をたどっている。1月に1.4%、2月に6.9%、3月には11.1%が減り、減少幅が2桁になった。4月は1.9%減と持ち直すかに見えたが、5月に再び拡大した。

聯合ニュースが伝えた韓国自動車産業協会の集計によると、今年1〜3月の韓国の自動車生産量は104万971台で、前年同期に比べ3万378台減少。97万4388台だった10年以降で最低の実績となった。同期間の生産増加率はマイナス2.8%で、世界の自動車10大生産国の中でこちらも最低だった。10大生産国のうち、前年比で生産率が減少したのは韓国のほかは米国(2.1%減)、カナダ(2.5%減)だけだ。

韓国は生産台数で世界5位のインドを追う形だが、今年に入ってむしろインドとの差は拡大。7位のメキシコが韓国を猛追している。メキシコは前年比で18.2%増の99万4560台を生産、韓国との差は昨年の23万台から4万6000台へと大きく縮小した。

韓国産業研究院の関係者は「韓国の自動車生産市場は製品原価が高く内需は停滞しており、成長が容易ではない状況」と指摘。「今のように国内自動車生産工場への投資が行われなければ、韓国は間もなく7位のメキシコに逆転されるだろう」との悲観的な見通しを明らかにしている。(編集/日向)
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