台湾のパスポートで国連を見学しようとした台湾人が拒否される―中国メディア

Record China    2018年5月17日(木) 12時30分

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16日、観察者網は、国連本部で台湾パスポートでの見学を拒否されたと伝えた。写真は国際連合。

2018年5月16日、観察者網は、国連本部で台湾パスポートでの見学を拒否されたと伝えた。

記事は、昨年も台湾人が「中華民国」のパスポートを提示して国連本部を見学しようとしたところ拒否され、台胞証(台湾居民来往大陸通行証)があれば入場できると言われるという出来事が発生していたと紹介。今回、再び同様のことが起きたという。

記事によると、台湾・聯合報の報道を引用。高叡騰(ガオ・ルイテン)さんは15日、フェイスブック上で、数日前にニューヨークの国際連合本部を見学した際、身分証明書として「中華民国」のパスポートを提示したところ、警備員に拒否され、中華民国のパスポートは認められず、台胞証があれば見学できると言われたと報告した。

国連のこの規定に高さんは不服を示したが、警備員は、これが加盟国の中国の要求であることを説明したという。双方がしばらく言い合った後、高さんは事前に米国のカリフォルニア州で申請していた身分証(運転免許証)を提示して、入場することができた。

しかし、入場後も「何かやらかしたい」と思った高さんは、歴史的な出来事の証人となった重要な会議室を見学した際、台湾のパスポートを取り出して写真を撮影。すぐにブラジル籍のガイドに制止され、「非加盟国が発行した公文書を出してはならない」と言われたという。

高さんはあきらめず、このガイドに「なぜ台湾は国連に加盟できないのか」と質問したところ、ガイドは「中国が台湾を含む領土の代表として国連に加盟しているからだ」と回答したという。(翻訳・編集/山中)

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