通報すると8000円、中国の大学の学生寮管理で学生から不満が噴出―遼寧省

Record China    2017年4月21日(金) 21時30分

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中国遼寧省大連市の大連財経学院は18日、学生に向け学生寮での出前を禁止する通知を張り出し、学生から不満が噴出している。資料写真。

中国遼寧省大連市の大連財経学院は18日、学生に向け学生寮での出前を禁止する通知を張り出し、学生から不満が噴出している。半島晨報が伝えた。

報道によると、同大学の学生寮を管理する独立した法人は「出前の件数が多く、大量の残飯が寮の衛生環境や管理の負担となっている」の理由で寮での出前利用を禁止し、違反者に対しては「3日間の停電」の処罰を与え、情報提供者に対しては500元(約7900円)の謝礼金を支払うとしている。

ここでいう「出前」は構内の食堂の店から出前を注文するケースを指している。同校の食堂は複数の店が入っているフードコート形式で、構内に4カ所ある。

通知に対し学生からは、「学生に通報させるなんてやり方が気持ち悪い」や「食堂は4つあるが、別の大学と共有している影響もあり毎日昼は座席の争奪戦」と食堂が混み過ぎるためにやむなく出前を利用し学生寮で食べるケースも少なくないと不満をもらした。これに対し学生寮管理会社の関係者は「食堂のうち、3階建ての大きな施設は3つもある。座席が足りないとは感じていない」と反論している。

このほか、通知は学生ではなく食堂に入っている店に対するものだと指摘する学生もいる。同校では食堂の店に対し出前サービスを禁止しており、違反により十数万円の罰金を受けた店も確認されているという。(翻訳・編集/内山

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