日本人観光客が急増、伸び率は中国人観光客をしのぐ―豪州

Record China    2017年4月20日(木) 15時50分

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オーストラリアを訪れる日本人観光客の数は、約20年続いた減少傾向から回復し、中国からの観光客を上回る伸びを見せている。資料写真。

2017年4月19日、オーストラリア華字メディアの澳洲網によると、オーストラリアを訪れる日本人観光客の数は、約20年続いた減少傾向から回復し、中国からの観光客を上回る伸びを見せている。中国新聞網が伝えた。

公式統計によると、昨年の日本人観光客数は前年比24%増の38万2000人となった。これは1990年代のピーク時の半分以下だが、連邦政府は2020年までにこの数字をほぼ倍増させようとしている。今年に入ってからも堅調に推移しており、2月までの過去1年間は19%増となっている。中国は昨年、前年比17%増の120万人だった。

昨年オーストラリアを訪問した38万2000人の日本人は、17億ドル(約1851億円)以上を消費している。連邦政府は2020年までにこの数字を30億ドル(約3267億円)まで増やしたい考えだ。

オーストラリアの観光業界にとって日本市場は「トリッキー」だ。日本人観光客数は1997年に81万4000人を超えるピークに達し、2009年まで5年連続で減少し、2010年に11%増に転じたものの翌年には17%急減し、2014年と2015年の「周縁成長」を経て2016年に大きく上昇した。

この勢いを確かなものとするため、オーストラリアのスティーブン・シオボ貿易・観光・投資相は今週、東京で旅行業界関係者らと会談している。日本は2020年の東京オリンピックを前にした建設ブームと強力な輸出、消費支出の増加により景気が緩やかな回復を見せており、今年は航空業界の勢いが強まることに期待を寄せている。(翻訳・編集/柳川)

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