<中国人観光客が見た日本>日本で食べたてんぷら、「なんておいしいんだ!!」と感嘆したのはエビではなく…

Record China    2017年5月4日(木) 1時50分

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30日、日本旅行に訪れた中国人観光客が、専門店で食べた天ぷらがいかにおいしかったか、その感動をつづった。写真は作者提供。

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2017年4月30日、日本旅行に訪れた中国人観光客が、専門店で食べた天ぷらがいかにおいしかったか、その感動をつづった。以下はその内容。

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中国では天ぷらは流行してはおらず、普通の日本料理店でもあまり見かけることはない。一部の日本料理食べ放題レストランではあるかもしれないが、多くの人の興味は刺し身やすしに向いていて、揚げ物である天ぷらはランクが下に思えるのかもしれない。確かに、天ぷらはポルトガル由来の舶来品であり、日本に伝わってからみんなに好まれる料理となった。天ぷらは揚げ物なので家で作る人は少なく、店で食べることを好む。台湾にも「甜不辣」という食べ物があるが、これは天ぷらを音訳したものだ。

私たちは、京橋駅近くの有名な天ぷら店を選んだ。店に入ってみると、店はとても小さく、カウンターを除けば4人掛けのテーブルが二つあるだけだった。私たちは午後7時に予約していたが、少し早めに到着したのか、店員はまだ食器を準備しているところで、先に席に着くことにした。

専用の英語のメニューがあったが、メニューは三つのセットがあるだけで実に簡単だ。私たちは1万7000円のセットを注文した。日本の高級料理店は確かに安くない。でも安く食べる方法もある。それはランチの時間に予約することだ。そうすれば値段は半分近くになる。料理の内容は少し簡素になるが、料理人の腕は同じである。

まず初めに前菜として湯葉が出てきた。湯葉の上に少し乗ったわさびには、生臭さを取り除く作用があるようだ。次に出てきたのがアワビのスライスと揚げたスルメだ。エビ天が出てきたころに、ほかの客も続々と店内にやってきて、この店の人気具合が伝わってくる。

エビの頭、特にひげの部分はサクサクしていて香りが広がった。硬くて口の中を切ることはなかった。エビの身を口に入れると私たち2人は同時にうなずいた。外側の衣はサクサクで、中のエビの肉は汁がたっぷりのプリプリで、非常においしい。

次は魚の天ぷらかと思っていたが、意外にもトウモロコシが出てきた。塩をつけて一口食べてみると、驚きの感覚に襲われた。なんておいしいんだ!!!縦にきれいに並んだトウモロコシの天ぷらは、甘さと水分がよく保たれていて、今まで食べたトウモロコシの中で一番おいしかった。これは今でも忘れられない。タケノコもおいしく、柔らかい食感で水分も豊富だった。

取り上げるに値する天ぷらは、ドジョウかと思ったら食べてみたらアユだった。内臓は口の中で非常に苦く、ひたすらビールで流し込むしかなかった。他の人がどう思ったかは知らないが、これが唯一残念なことだった。

メインは天ぷら茶漬けと天丼から選ぶことができ、私は天丼を選んだ。ぷりぷりのエビに濃厚な汁で、もうすでにお腹一杯だったが、結局きれいに平らげてしまった。(翻訳・編集/山中)

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