2008年3月14日、あるネット業者と「東方早報」が15日の「世界消費者権利デー」にちなんで共同で行ったアンケート「3・15暴利業界暴露大調査」の結果によると、最も暴利を得ている業界の第6位から第10位までは高速道路、化粧品、教育、婚礼写真、ネットゲーム業界の順だったという。「東方早報」が伝えた。

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第6位　高速道路業界―座って現金を回収するだけ（同5％）

コメント：世界銀行の最新レポートは、中国の高速道路の通行料金は非常に高いと評しており、高速の輪転機でお金を印刷することにたとえているほど。また中央電視台はかつて、高速道路の料金徴収員の給料が国家公務員よりも高いと暴露したことがある。

第7位　化粧品業界―甘い誘惑の罠（同4％）

コメント：美辞麗句を並べたコマーシャルの製作費やその他流通経費などは化粧品そのものの原価の何十倍にも上っている。また、特に暴利が目立つのは美容院で販売している中小企業メーカーの化粧品で、代理店の仕入れ値は販売価格の5〜20％に過ぎない。

第8位　教育業界―子供の前途もお金次第（同3％）

コメント：スタートラインで差がつけられないように何万元もの賛助費を払って高級幼稚園に入園させ、その後も中学・高校入学時の学校選択費に数万元、さらに大学入学時の建校費、卒業時の就職指導サービス費、卒業証書発行費などを出費。子供の未来のため、教育業界から様々な口実で徴収される費用を親はやむを得ず支出している。

第9位　婚礼写真業界―愛の代価（同3％）

コメント：婚礼写真業界は中国独特の業界で、新婚カップルがウェディングドレスだけでなく各種衣装を着て様々な場所で2人の「愛の記念」を写真に残すためのサービスを提供している。一般に少ないカップルで1000枚以上、多いカップルは1万枚以上撮影するという。しかし「人生に一度だけ」という考え方が、葬儀業界と同じく「業者の言い値」の習慣を助長している。

第10位　ネットゲーム業界―本物の財産（同2％）

コメント：ネットゲーム業界の粗利益率は一般に50％以上で、高い場合は75％にもなる。また純利益率も25〜50％と非常に高いという。その理由は、ゲームが完成後は、ゲームの維持管理費とメンテナンス費用が必要なだけで、生産や在庫も必要ないためコストを大幅に節約でき、またネット上のゲームはセキュリティ面が保全されているため、違法コピーの危険が少ないことなどが挙げられている。（翻訳・編集/HA）