<一人っ子政策>両親の老後は誰が?子どもと離れ暮らす「孤老」が増加中―中国

Record China    2008年3月12日(水) 14時44分

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8日、成人した子供が遠く離れた場所で生活しているため、会いたくても会えずに寂しい思いで暮らしている高齢者が増えている。「1人っ子政策」が両親の老後に影を落としている。写真は南京市の老人。

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2008年3月8日、「中国青年報」は30年以上続いている「1人っ子政策」が親の老後生活に暗い影を落としている中国の現状を紹介。

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最近、孤独な高齢者たちを相手にパートタイムの「息子」や「娘」を紹介する会社が国内各地に出現。実の子どもたちは両親から遠く離れた土地で暮らしているため、滅多に帰ってこない。そんな子供たちに代わって「お父さん、お母さん」と慕って家事などを手伝ってくれる「息子」や「娘」に、実の子どものような錯覚を覚える高齢者も多く、大人気なのだとか。

05年の中国国家統計局の統計によると、高齢者だけの家庭は中国の全家庭の42%を占める。人口統計学の専門家は、「1人っ子政策」で育った子どもはわがままで自分本位であるため、成人しても親の面倒は見ないだろうと指摘している。このため中国老齢工作委員会は2010年までに全国規模の家庭看護システムを確立すると発表。同時に中国教育部は若い世代への「親孝行」教育も必要だとして、儒学の復興を支持しているという。(翻訳・編集/本郷)

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