韓国国民10人中9人、根拠もなく勝手に思い込む「認知バイアス」に該当=韓国ネット「根拠はたくさんある」「この国では当たり前」

Record China    2017年2月17日(金) 12時50分

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17日、韓国メディアによると、韓国国民の10人中9人に、根拠もなく勝手に思い込むなどの「認知バイアス」に該当する習慣があるということが分かった。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真は韓国・ソウル。

2017年2月17日、韓国・聯合ニュースによると、韓国国民の10人中9人に、根拠もなく勝手に思い込むなどの「認知バイアス」に該当する習慣があるということが分かった。

韓国保健社会研究院は同日、昨年9月に12歳以上の男女1万人を対象に行った調査の結果をまとめた報告書「韓国国民の健康状態と精神的習慣の現況と政策対応」を発表した。

研究者らは精神の健康に関する習慣的な態度、思考習慣、精神的な傾向などを「精神的習慣」と定義し、否定的な精神的習慣を7つの領域、30の項目に分け、各項目に対するアンケート調査の設問を作成した。アンケート調査の結果、「認知バイアス」領域に該当する5項目のうち1項目以上について「そのような習慣がある」と答えた人の割合は90.9%に達したという。

認知バイアスとは、物事の決定に自分の意見が反映されなかった時に、自分は無視されていると考えること(任意的推論)や、一を聞いたら十を知ることができると考えること(選択的抽象化)などをいう。その他、内緒話をしている人たちを見て自分の悪口を言っていると考えること(個人化)、世の中の全てが是非に分かれていると考えること(二極思考)、最悪の状況を一番先に考えること(破局化)なども認知バイアスの代表的な例。

報告書は「精神的習慣が精神の健康の重要な決定要因である点が広く認識されていない」とし、「否定的な精神的習慣が多くみられる高齢者と低所得者に対する管理プログラムを開発すべき」と主張した。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「根拠がないだなんて!この国のありさまを見て。それが根拠」「政治に経済、さらに大気汚染まで。正常な精神で暮らせるわけがない」「韓国という国が滅んでいく根拠はたくさんある」「韓国政府は経済の指標より国民のメンタルが大事ということに気付いていない」「資本主義の副作用。貧富の差は自壊の感情と喪失感を増幅させる」「努力は報われるという言葉が存在しない国では当たり前のこと」など、韓国の社会や政府に対する不満の声が多く寄せられた。その他、「学校で国英数だけを教えるのではなく、人間性の教育をするべき」「90%以上がそう考えるなら、それが正常ということでは?」との指摘もみられた。(翻訳・編集/堂本

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