2008年3月4日、湖南省長沙市で、価格にして80万元(約1200万円)という超高価なペットの犬が紹介された。

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今年2歳になったの「黒豹(ヘイバオ)」ちゃんは、「チベタン・マスティフ」という犬種で、市内に住む胡鵬(フー・ポン)さんのペット。体長130cm、体高78cm、体重80kgの巨体は長さ30cm以上のふさふさとした毛で覆われている。今年、陝西省西安市で開催された「第4回中国マスティフ・コンテスト」の優勝犬で、胡さんは黒豹ちゃんを手に入れるためにわざわざ飛行機で西安まで飛び、80万元(約1200万円)の大枚をはたいて自分のものにしたのである。

チベタン・マスティフ種は、標高5000mを越えるヒマラヤ山脈の周辺国家、ネパールやブータンといった国で遊牧民に番犬として飼育されているチベット原産の犬種である。一説にはチンギス・ハーンの遠征に数万頭が随行したとも言われている。中国では「国家第二級保護動物」に指定されており、ペットとして飼われるものは少なくとも10万元(約150万円)する。近年では富裕層に人気のペットだという。(翻訳・編集/愛玉)