2007年3月2日、中央テレビの軍事チャンネルで放送された「スーパー戦士(超級戦士)」という番組が、ネット上で大反響を呼んでいる。番組で取り上げられた美しくも勇敢な女性兵士・文敏(ウェン・ミン)さんの人気に火がつき、一躍アイドル的存在となっているのだ。ウルムチ晩報が伝えた。

【その他の写真】

2003年の12月、海南省の瓊台市師範学院を卒業して海軍陸戦隊に18歳で入隊した文さん。海岸や島の防御と支援の任務を負う、厳しくも軍隊の花形と言える作戦部隊で、「陸海の花」として重要な使命を帯びてきた。入隊したその日から男性顔負けの勝気さで知られた文さんは、本来男性の任務とされてきた危険な爆破訓練にも進んで身を投じ、女性兵士の歴史を塗り替えてきた。

女性兵士が男性と同じく活躍するためには、より以上に職務に心血を注がなければならないことを彼女はよく知っている。入隊して4年、陸海空にわたる100種以上の武器の操作をマスターし、潜水術や武道、船舶の操縦、偵察などの情報収集、暗号通信などさまざまなスキルを身につけた。その身体能力、技能、素質と精神力には、かつてアメリカ海軍太平洋艦隊の司令官も舌を巻いたという。

現代の若者にはなかなか見られなくなったその力強さとストイックさが新鮮なのか、ネット上では「彼女こそ最も美しい女性兵士」「若者の手本だ」と惜しみない賞賛が送られている。(翻訳・編集/愛玉)