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世界で唯一の「パンダ老人ホーム」、高齢パンダはこうやって冬を乗り切る―中国

配信日時:2016年12月25日(日) 18時30分
世界唯一の「パンダ老人ホーム」、高齢パンダはこうして冬を乗り切る
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冬至が過ぎ、寒さがますます厳しくなるにつれ、パンダが大好きな本格的な「冬」が訪れた。
冬至が過ぎ、寒さがますます厳しくなるにつれ、パンダが大好きな本格的な「冬」が訪れた。ほとんどの動物が寒さを嫌うのに対して、寒さが大好きで暑さに弱いパンダは、厳寒などものともしない。四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センター都江堰基地には、「パンダ老人ホーム」がある。ここで暮らしている高齢パンダの多くは、身体の衰えが目立ち、体毛も薄くなってきている。彼らはどのようにして寒い冬を乗り切るのだろうか?新華社が伝えた。

研究センターは、高齢パンダに適した生活環境を整える目的で、香港特区政府による援助を受け、都江堰基地の一部を改修し、高齢パンダに晩年を快適に過ごしてもらうよう、老人ホームを建設した。パンダの1歳は、ヒトの3.75歳に相当し、20歳になるともう高齢だ。

現在、世界最高齢の雄パンダ「■■(パンパン、■は目へんに分)」が都江堰基地で暮らしている。今年31歳の「パンパン」は、ヒトならば100歳以上の高齢だ。この「おじいさんパンダ」は、磨耗によるすり減った歯や白内障など、高齢パンダによくみられる症状があるほか、6月にはがんが見つかった。「パンパン」は、来場者には非公開の、静かな生活環境が確保された保護監察舎で毎日を過ごしている。記者が取材に訪れた時、「パンパン」は特別に用意された「窩窩頭(トウモロコシ粉などで作った饅頭)」をゆっくりと食べていたが、非常に落ち着いた様子だった。

飼育係の譚成彬さんは、「基地には、8頭の高齢パンダがおり、窩窩頭は我々が彼らのために特別に準備した餌で、中には新鮮な笹が入っている。口当たりを良くすると同時に、高齢パンダは歯が弱ってきているので、咀嚼しやすいよう工夫している」と話した。譚さんによると、身体の衰えから、「パンパン」は一日のほとんどを室内で過ごしており、屋外に出るのはほんの短時間という。

高齢パンダは、飼育係から特別な配慮を受けている。気温が急に下がった時には、室内に暖房がつけられる。飼育係はパンダのために一日三度の食事として、パンダの基本食である新鮮な笹のほか、笹・竹を細かく砕いて入れた特製窩窩頭、トウモロコシ、卵、牛乳など栄養価の高いごちそうを準備する。これは、パンダが厳冬の寒さで衰弱して食が細るのを防ぐためだ。

1980年代まで、中国はパンダを外国に贈るために山に登って捕まえていた。現在、研究センターは世界最大規模のパンダ繁殖・育成基地となり、パンダの野生化を進めている。「捕獲する」から「囲い込んで飼育する」、さらには「野生化させて放す」まで、中国のパンダ保護事業は、今や優生・優育(優れた子を生み、育てる)時代に突入した。老人ホームで飼育されているパンダの子孫は、先祖の世代が棲息していたジャングルに戻り、大自然に還りつつあるという。(提供/人民網日本語版・編集KM)
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