2016年12月17日、韓国・聯合ニュースは、「太極旗（韓国国旗）集会」と銘打った保守系団体の集会で太極旗が無造作に捨てられている様子を伝えた。

保守系の約50団体で構成された「大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部」が17日、朴槿恵（パク・クネ）大統領弾劾訴追案が国会で可決されたことへの抗議集会を開いた。

主催者側は「私たちの集会は『反対集会』ではなく『太極旗集会』」と強調し、紙やビニールでできた国旗（手旗）を参加者に配った。しかし、会場となったソウル市鍾路区安国駅前のごみ箱には参加者が持っていた太極旗が無造作に捨てられており、中には破り捨てられているものや、道端に捨てられているものもあった。集会主催者側からは、太極旗の扱い方や廃棄するとき方法についての案内はなかった。

現行の国旗法第10条は「国旗が毀損（きそん）したら遅滞なく焼却などの適切な方法で廃棄しなければならない」と規定している。また、「集会などで手旗を使用する場合、主催側が国旗をむやみに捨てないように管理しなければならない」と管理責任を明確にしている。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「こんな連中、真の保守じゃない」

「自らの水準を証明するようなもの」

「彼らの言う愛国心なんてうそだ」

「これが自称保守の素顔」

「太極旗を尻に敷いて座っているやつも見たぞ」

「どうせお金をもらってアルバイトで参加したような連中だろう？」

「参加者は保守系じゃなくて報酬系だ」

「集会が終わった後で太極旗の返却と一緒に日当を渡すようにすれば問題は完全に解決する」

「キャンドル集会（朴槿恵大統領即時退陣を要求する集会）ではごみも落ちてなかったぞ」

「太極旗毀損で告発する必要があるんじゃないか？」（翻訳・編集/三田）