2016年10月21日、中国新聞網によると、中国人観光客が日本のホテルから温水洗浄便座を持ち去った一件が大きな話題となる中、事態を重く見た地方当局がマナー違反防止に向けた対策作りに動き始めた。

この騒動は日本を訪れた浙江省台州市出身の中国人夫婦がホテル客室にあった備品の温水洗浄便座を「前の客の忘れ物」と思って持ち去ったというもので、夫婦はその後、謝罪文を書き、便座をホテルに返送。この騒動を受け、夫婦が利用した旅行会社の所在地である同省寧波市の観光当局は観光客のマナー違反に関する通報システムやブラックリスト制度を作る方針を発表し、「観光客本人だけでなく添乗員やガイドの責任も追及する」としている。（翻訳・編集/野谷）