<リオ五輪>日本体操男子の成功経験、中国は何を学べるのか?―中国メディア

配信日時:2016年8月15日(月) 21時50分
<リオ五輪>日本体操男子の成功経験、中国は何を学べるのか?
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中国男子体操チームはリオ五輪体操男子団体決勝で銅メダルに終わった。北京、ロンドンに続いての連覇はならず、現チームの欠点が浮き彫りとなった。しかし今回優勝した日本チームの成功の経験を「他山の石」として教訓にしない手はないだろう。
中国男子体操チームはリオ五輪体操男子団体決勝で銅メダルに終わった。北京、ロンドンに続いての連覇はならず、現チームの欠点が浮き彫りとなった。しかし今回優勝した日本チームの成功の経験を「他山の石」として教訓にしない手はないだろう。中国新聞網が伝えた。

▽選手たちの年齢構成

中国体操チームの黄玉斌ヘッドコーチは「中国チームは選手の若さゆえ、代償を払う結果となった。今回の3つのミスはいずれも選手たちはきちんと着地しようと思うあまり、却ってうまくコントロールできなかったことが原因。若手選手は動きとその難易度を瞬時に判断するという経験が不足していた」と語った。

中国チームの「五将」のうち、オリンピック経験があるのは張成龍選手(27)だけ。他の4人は全員今回が初のオリンピックとなる。一方、日本代表チームリーダーの内村航平(27)はもはや3大会に出場経験があるベテランだ。

中国体操チームの葉振南監督は中国新聞網の電話取材に対し、「中国チームは試合前半ではやや緊張していたものの、若手選手の士気は高かった。しかし試合の本当の恐ろしさに対する認識が不足していた。それに対して、日本代表チームは予選でミスが目立ったが、その後は細かい点にまで気を配り、試合全体を通じては1人1回のミスに留まり、それが優勝につながった」と語った。

一方で葉監督は 「しかし若手は時間をかけて力をつけることができる。2020年の東京五輪では内村航平、山室光史、田中佑典がまた中心メンバーとなるのは難しいだろう。だが、今回彼らと対戦した林超攀や尤浩度、さらに年若い中国の若手選手たちには次の大会での活躍が大いに期待できる」という見方も示した。

▽絶対的エースの存在

今回の体操男子団体決勝では5-3-3制が採用された。各代表チーム5人のうち3人が出場し、3人全員の得点が加算されるシステムで、技の高い成功率が求められた。中国チームは全ての種目を高レベルにこなすオールラウンダーの■書弟(■は登におおざと)が6種目に出場し、同じくオールラウンダーである林超攀が5種目に出場したが、それぞれ程度は異なるもののミスを犯した。

国際体操連盟はすでに、2020年東京五輪体操種目の一連の重大改革を進めており、その中には団体戦のチーム人数を5人から4人に減らし、4-3-3制にすることも含まれている。この新ルールにより、各チームのエースにかかる負担が増すことになる。

日本代表チームはオールラウンダーの選手が多く、このような体操選抜システムには有利だ。内村航平、加藤凌平、田中佑典はみな世界体操競技選手権の個人総合でメダルを獲得しており、なかでも内村選手と加藤選手は大舞台で経験を積んだ世界クラスの実力選手にまで成長している。

▽審判の印象

内村航平はオリンピックの1位の表彰台に立った際に、「2015年の世界体操競技選手権で日本代表チームは37年ぶりに優勝した。リオ五輪の1年前に優勝したこのときに、審判に『このチームは次のオリンピックでも優勝できる』と印象づけさせることができた」と語った。

日本代表チームの水鳥寿思監督もそれを裏付けるように「決勝戦の際、山室光史は第1種目の鞍馬で落馬するという重大なミスを犯したが、得点は思ったほど低くなかった」と語っている。

だが、難易度の高さを重視する中国代表チームに対して、審判は特に厳しいように感じられた。中国代表メンバーは試合後に「採点が厳しすぎる」という印象を受けたようだ。■書弟(■は登におおざと)は、「試合開始前にウォーミングアップしているときも、審判が頭の中でその演技の採点をしているような感じがした」と述べ、張成龍も「審判は中国代表チームに対して採点が低すぎる。昨年の世界体操競技選手権の後から、審判の印象を考えてトレーニングをした。今回の敗戦を糧に、監督たちは新しいルールについてより深く理解する必要がある」と述べた。

▽外的要素、体操をいかに普及させるか

どれだけ多くの人に普及しているかでそのスポーツの強さが決まる。競技体操に関して、多くの人は「つらくて疲れる」という印象があるので、子どもに体操種目を習わせようとする家庭はますます減っている。

日本もかつては人材不足に陥ったことがあるが、1990年代に「体操復興計画」を打ちだした。日本人は競技体操大国の経験に学び、国立体育科学センターを設立し、全面的に人材育成計画のシステムを作った。これにより若手選手はさまざまな基礎トレーニングを行うことができるようになった。また財団も競技体操の発展のために資金提供を行った。

それと同時に日本体操界はスター発掘に神経を注ぎ、競技体操にあこがれる若者を増やすことに尽力した。現在ではオールラウンダーの内村航平、イケメンの加藤凌平、「ひねり王子」こと白井健三といった人気と市場価値の高い選手がそろっている。(提供/人民網日本語版・編集YK)
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  • 名無し***** | (2016/08/16 08:53)

    日本から何を学ぶとか…学ぶ前に何でもパクって終わりだろ? 急にレベルが落ちるなんてドーピングに頼ってたのバレバレだな。
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  • 絶対平***** | (2016/08/16 02:22)

    「全面的に人材育成計画のシステムを作った。」とあるけど、厨獄みたいに幼少の頃から四六時中体操だけをさせるようなことはなく、みんな普通に学校に通ってる学生さん達ですよ。勿論学業を修了した方もいますけど。 何が代償だったかは、人間として一人のスポーツ選手として育てたか?ですね。 人間を機械のように扱ってしまっては当然伸びしろはない。限界も低い。 それに気づかないうちは今後も暫く支払いは高額なものとなるでしょう。
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  • ぬこ通***** | (2016/08/15 22:20)

    システムマチックな話は十分に成熟していて、勝者に学ぶべきはトレーニングとかじゃなくて哲学や思考だと思う イチロー哲学とか宮本武蔵の五輪の書のように、外からは見えない内面の差が最終的な結果の差になって現れる モチベーションの維持には哲学が大きな役割を果たす コーチの選手育成技術についても、コーチ自身の内面性が大きな差になって現れる コーチがどれだけ選手を理解できるかは、内面を正しく推測できるかどうかという事 世界の頂点の競争は、競技に対する高い技術の上に精神的な部分を重ねたものが結果として出て来るように思ってる
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