「世界最古」の発見ラッシュ!春秋時代の古墳から―江西省

Record China    2008年1月16日(水) 8時56分

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14日、昨年1月から発掘作業が進められてきた江西省靖安県の古墳は、今から約2500年から2600前の春秋戦国時代後期のものであることが明らかに。国宝級の発見が多数あったという。

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2008年1月14日、昨年1月6日から発掘作業が進められてきた江西省靖安県水口郷李家村の古墳は、今から約2500年から2600前の春秋戦国時代後期のものであることが専門家の鑑定で明らかになった。副葬品の中からは多数の「世界最古」が見つかったという。「江西新聞ネット」が伝えた。

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李家村の古墳では1つの墓穴から中国最多となる47基もの棺が発見された。また1000点近い副葬品には、国宝級が数多く存在することも明らかになった。江西省考古研究所所長で発掘隊のリーダーを務める徐長青(シュー・チャンチン)研究員によると、金製品としては中国最古で最大となる金箔の装飾品が1点発見されたが、トーテム(家紋のようなもの)や雲雷紋(渦巻き型の模様)が施され大変繊細で美しいという。

また長さ1.8m、幅0.8mの竹の蓆(むしろ)はすでに変色していたが、表面には炭化させて変色や腐食を防ぐ加工がなされていた。これについて北京故宮博物院の張忠培(チャン・チョンペイ)元院長は「古墳の棺から竹の蓆が発見されるのは良くあることだが、これはこれまでで最も古く保存状態が良いものだ」と興奮気味に語り、それを「天下第一蓆」と名付けた。

このほか長さ66cmの宝剣は赤い装飾が見事な鮮やかさで、これも中国最古の宝剣になるという。これは専門家によって「天下第一剣」と名付けられた。(翻訳・編集/NN)

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