絶滅危惧種の“中国小サンショウウオ”が発見―広東省東莞市

Record China    2007年12月12日(水) 10時43分

拡大

3億2000万年前から生息し“生きる化石”とされる “中国小サンショウウオ”が広東省東莞市の森林公園で見つかった。写真は06年2月に浙江省で撮影された中国小サンショウウオ。

(1 / 2 枚)

2007年12月10日、中国新聞網の報道によれば、広東省東莞市、観音山国家森林公園内の原生林にある小川の岩陰で、恐竜と同時代の古代希少動物“中国小サンショウウオ”2匹が公園の管理人によって発見された。

その他の写真

発見された“中国小サンショウウオ”は、体長約13cm、幅3cmの大きさで、頭部は平たく卵形、胴は円柱状でやや平たく、1匹は背が黒色、もう1匹は背が淡い黒色。胴に紅い斑点があるほか、前脚には各4個の指があり、後脚に各5個の指があるのが特徴。発見した管理人は、以前にも小サンショウウオを見つけたことがあったが、当時はそれがまさか貴重な生き物だと知らなかったという。

小サンショウウオは、3億2000万年から生息する中国に特有の古代希少動物。“生きる化石”と呼ばれており、絶滅の危機に瀕している。小サンショウウオ科には9属35種があり、中国には7属15種が生息。小サンショウウオ科に属する生き物は体が25cmと小さい。1889年、湖北省宜昌市で初めて発見され、“中国小サンショウウオ”と命名された。

1986年、中国小サンショウウオは、国宝であるパンダとともに「中国絶滅危惧動物」にリストアップされている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携