日・韓・中・台が漢字の字体統一を決定、主体は繁体字に―北京市

Record China    2007年11月12日(月) 9時56分

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日、中、韓、台の学者が集まり、5000〜6000の常用漢字の字形の統一を進めていくことを決定。繁体字、簡体字、日本の略字など、1つの漢字に複数の字体があることから来る混乱を防ぐのが目的。

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2007年11月5日、中国新聞網によると、漢字文化国である日本、中国、韓国、台湾の学者が集まり、5000〜6000の常用漢字の字形の統一を進めていくことを決定したと朝鮮日報が報じた。これは、台湾で主に用いられる繁体字と、中国で用いられる簡体字、日本で用いられている略字など、1つの漢字に複数の字体があることから来る混乱を防ぐことが目的とされている。

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先週、「第8回国際漢字検討会」が北京市で開かれ、先の日本、韓国、中国だけでなく、ベトナム、マレーシア、シンガポール、香港、マカオを新しく会員として迎え、漢字使用国の参加範囲がさらに広げられた。また検討会では「比較研究辞典」を制作し、文字の統一を徐々に進めていく計画が決定された。

統一字体は繁体字を中心とする計画だが、該当の漢字に簡体字が存在する場合はそれも維持されることになっている。今回の検討会に、日本からは筑波大学教授の佐藤貢悦氏、協和協会専務理事の清原淳平氏が参加した。(翻訳・編集/BA)

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