少数民族系ネットアイドル“天仙妹妹”、来年は「仙女のように」聖火ランナーに挑戦―広東省

Record China    2007年10月5日(金) 19時17分

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10月4日、8月に紹介した中国で大人気の少数民族系ネットアイドル「天仙妹妹」ことアルマイナさんが、先日広東省のテレビ番組に姿を現し、ファンと交流。美しい歌声を披露し、報道陣に対し、現在の心境を語った。

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2007年10月4日、レコードチャイナで8月に紹介した中国で大人気の少数民族系ネットアイドル「天仙妹妹」ことアルマイナさんが、先日広東省の中央テレビ佛山南海影視城(映画製作所)に姿を現し、ファンと交流した。アルマイナさんは美しい歌声を披露したほか、押し寄せた報道陣に対し、こうして有名になった現在の心境を述べた。信息時報が4日付で伝えた。

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アルマイナさんは、自分がこんなに有名になるなんて夢にも思わなかったという。「小さいころは2つの夢があって、スチュワーデスか軍人になりたかったの」と澄んだ瞳をこちらに向けて話す。

アルマイナさんは、四川省アバ州理県の羌(チャン)族出身。たまたま四川省奥地を旅していた男性の撮ったアルマイナさんの写真が、2005年8月にインターネット上で紹介されると、そのあまりの美しさに「天仙妹妹(天界の仙女のような女の子)」という呼び名で爆発的な人気に。有名になった跡は生活スタイルががらりと変わり、とても忙しくなったが、彼女はそれも楽しんだという。「空港でトイレに入ろうと列に並んでいる時ね、知らない女の子が私に『あなた天仙妹妹でしょ、お先にどうぞ』って譲ってくれたの。でも先のことは全然計画をたてていないの、人生って長期ビジョンで計画しても、変化はめまぐるしいものだから」アルマイナさんが笑いながら語る。

現在、アルマイナさんは各方面に活躍の場を広げており、流行と伝統民族文化を併せ持つ新曲の制作に続き、少数民族をテーマとした映画や時代劇の仕事も舞い込んできている。彼女は自分のスタイルについて、多くの人はこのまま少数民族路線を続けていくことを望んでいると感じている。「でも、もう少し自分の芸域を広げたいの、そうでないと生き残れないわ」

北京五輪に話が及ぶと、アルマイナさんはずっと五輪を夢見てきた一人だと打ち明けた。彼女は唯一のチャン族代表者として北京電視台の五輪番組の制作にかかわっている。「だけどもっと嬉しいのは、来年六月に私も五輪の聖火リレーにランナーとして参加することよ」と瞳をきらきらさせながら語った。可憐な外見によらず、しっかりした考え方やチャレンジ精神旺盛な一面ものぞかせるアルマイナさん。これからもファンの期待に応えていってくれることだろう。

●天仙妹妹(天仙MM)・アルマイナ

1986年6月12日生まれ。四川省ガパ州出身の羌(チャン)族。座右の銘は「一切隨意,不用勉強(気持ちの赴くままに、無理をしない)」。好きな食べ物はトマト、りんご。2003年以前、歌と踊りが好きで、地方芸術団のダンサーだった。2004年、四川省群集声楽舞踏大会で「藏羌鈴鼓舞」を披露し受賞、2005年、父親が病気で仕事を辞めたため、父親の看病をしながら農作業で家計を支える。2005年、観光客が撮ったアルマイナさんの写真がネット上で紹介され、本人の知らぬ間に大人気に。その後上海ジャッキー・チェン、チャン・ナラも出演した新年晩会に参加。2005年末、シングル『爾瑪吉瑪』『温暖如綿』『ザー酒歌』を発表。2006年、四川省春節聯歓晩会に参加、新曲を披露した。(翻訳・編集/YO)

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