無印良品、値下げで市場獲得なるか=日本ではミドル・ローエンドの雑貨店、中国での価格は日本の2倍―中国紙

Record China    2015年7月29日(水) 20時13分

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28日、中国進出から10年がたつ日本のライフスタイルブランド・無印良品は、価格引き下げによって中国市場でのシェア獲得の動きを加速させようとしている。写真は無印良品の北京西単大悦城店。

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2015年7月28日、中国進出から10年がたつ日本のライフスタイルブランド・無印良品は、価格引き下げによって中国市場でのシェア獲得の動きを加速させようとしている。このほど伝えられたところによると、今年8月1日から中国で約260種類の商品を20%値下げする。このまれに見る大規模な大幅値下げについて、無印は価格的な強みにより消費層を一層拡大するためとしている。北京商報が伝えた。

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▼巨大な価格差

無印は1980年代の経済低迷の時期にある日本で誕生した。「ノーブランド、ハイクオリティ」を掲げるが、中国では斬新なビジネスモデルのため一種のハイエンド製品とみなされている。長らく日本で暮らしている中国人消費者によると、無印は日本市場ではミドルエンド、ローエンドのブランドであり、スーパーへの出店が多く、雑貨店の位置づけだ」と話す。

たとえば無印のキャリーバッグは、中国での価格が1598元(約3万1700円)、インターネットの代理購入の価格が約1300元(約2万5800円)だが、日本で買うと約900元(約1万7800円)と中国のわずか56%だ。事情通によると、無印の中国での価格設定は日本のほぼ2倍だという。

▼事業拡張の野心

無印は13年に中国で1000店舗を開設する計画を明かしたが、現在はまだ128店舗で、目標との間には大きな開きがあり、目標達成のためには拡張ペースを速めることが必要だ。計画では、無印ブランドを北京、上海広州と周辺地域で展開し、毎年5都市に新たに進出するとしている。

ライフスタイルブランドはいずれも巨大な競争の圧力にさらされており、無印のモデルは中国では大いに流行した後に大勢の模倣者を生み出した。Emoi基本生活をはじめとする国内ブランドチェーンが雨後の竹の子のように急速に成長すると同時に、無印は中国の消費者に愛されるアパレルブランドとして、ZARAやH&Mなどのファストファッションブランドとも競争しなくてはならなくなった。淘宝(タオバオ)発ブランド・茵曼の親会社・匯美集団有限公司の蔡穎(ツァイ・イン)副総裁はこのほど「1000都市1万店舗」計画をスタートした際、「弊社のオフライン店舗の目標は『無印を追い越すこと』」と宣言している。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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