「中国急成長の影で台湾に没落危機、“両岸”の通商強化を」―台湾要人がフォーラムで提言

Record China    2007年9月16日(日) 22時26分

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2007年9月14日、台湾の華聚産業共同標準推進基金会の江丙坤理事長は、出席したフォーラムで「中国急成長の影で台湾は没落の危機にあり、中国との通商などを一層開放する新しい発展モデルを目指すべき」と発言した。写真は江理事長。

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2007年9月14日、台湾華聚産業共同標準推進基金会の江丙坤(ジャン・ビンクン)理事長は、「科学技術産業と資本市場の発展 その回顧と展望」と題されたフォーラムに出席。席上、「中国の急成長の影で台湾はこのままでは没落の危機にある」と強い危機感を表明し、中国との交流強化を軸にした新たな発展モデルが必要との認識を示した。

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江理事長は、現在世界の資金が急速に成長を続ける中国に集中しすぎ、周辺国や地域の経済発展に支障が生じていると指摘。「このままでいけば台湾は中国経済に飲み込まれて没落する可能性もある」とコメントした。

この危機を回避するため、同理事長は「台湾は製造業を基礎としつつも技術産業やサービス業などより付加価値の高い分野にシフトする必要性がある」と主張。また、世界の工場として製造業分野で強い力を持ち、文化的同一性がある中国との関係強化が不可欠で、まだ規制が多い中国大陸との“三通(通信・通商・通航の直接的な往来)”をより一層開放することがカギになる、と強調した。(翻訳・編集/KT)

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