＜中国で最も美しい地方・五大砂漠＞タクラマカン砂漠―新疆ウイグル自治区

タクラマカン砂漠はタリム盆地の中心に位置し、東西約1000km、南北約400km、総面積は約33万平方km。ニュージーランドの国土に匹敵し、サハラ砂漠に次ぐ世界2位の砂漠である。“タクラマカン”はウイグル語で入ったきり出てこないことを意味する。過去は海または湖だったとみられ、“死の海”とも呼ばれる。

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砂漠の砂丘は延々と続くが、風の影響で、砂丘は常に移動している。砂漠には少量の植物が自生し、その根は異常に発達し、地上部分の数十倍から数百倍にもなり、水分を摂取しやすくするためといわれている。また、砂漠に生息する動物には冬眠ならぬ「夏眠」の現象が見られるという。

砂漠東部にはタリム盆地があり、海面より154メートル低く、地球上で最も暑く、最も低い場所のひとつ。ここではほとんど雨が降らず、気温は何週間も40℃前後が続くことがある。東部へ流れるタリム河がオアシスとなっている。

＜中国で最も美しい地方・五大砂漠＞シリーズでは、中国の五大砂漠に選ばれた雄大な砂漠の写真を、説明付きでお届けしていく。（翻訳/編集・YO）