航空史上最大の汚点!中国民航ハイジャック犯2人、ついに大陸へ送還へ―台湾

Record China    2007年8月15日(水) 0時41分

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14日、1993年と1994年に中国民航旅客機をハイジャックして台湾へ渡った犯人2人が、金門協議に基づき中国本土へ送還されることとなり、身柄が福建省近くの馬祖空港に移送された。

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2007年8月14日、1993年と1994年にそれぞれ中国民航旅客機をハイジャックして台湾に渡った犯人2人が、中台間で行われた金門協議に基づき中国本土へ送還されることとなった。2人の身柄はすでに福建省近くの馬祖空港に移送されている。

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今回中国本土へ送還されたのは、1993年9月30日に四川航空会社の済南発広州行きの旅客機を乗っ取った楊明徳(ヤン・ミンドゥ)容疑者と、翌94年2月18日に西南航空のボーイング737を乗っ取った林文強(リン・ウエンチアン)容疑者。2人は99年2月8日、台湾警察当局が用意した「ハイジャック犯専用機」で他の乗っ取り事件の容疑者7人とともに中国本土へ送還されるはずだったが、台北松山空港から金門尚義空港へ向かう途中の機内で、楊容疑者はふたたび専用機乗っ取りを実行。失敗に終わったが負傷者を出した。その後の調査で林容疑者ほか2名も凶器を隠し持っていたことが判明。

この世界航空史上まれに見る「ハイジャック犯専用機」ハイジャック事件が、楊・林両容疑者の本土送還を今日まで遅らせた原因であるとメディアは伝えている。(翻訳・編集/本郷智子)

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